【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第11節・アルビレックス新潟戦[片渕浩一郎監督代行(新潟)][記者会見]

○片渕浩一郎監督代行(新潟)
今日のゲーム、これだけ多くのサポーターの方にお越しいただきました。そのサポーターに勝ち点をプレゼントすることができず、すごく悔しいですし、私自身、責任を感じております。

特に前半の積み重ねてしまった失点、それが痛かったです。その失点を招いたのは、もしかしたらあの時間に先制をしたことで、どこか自分たちがやらないといけないことを見失ってしまったのかもしれません。

これはあくまでも結果論です。ただ後半、仕切り直しをして、先に失点をしてしまいましたけれど、その後に立て直し、自分たちがやらなくてはいけないこと、ボールに食らいつき、ゴールを目指してプレーし続けられたことは、次へつながる45分だったと思っております。

ただ、サッカーは90分ですので、この結果は真摯に受け止め、反省していかなければいけないと思います。

Q 変則的な5バックだったが、狙いと崩れてしまった原因は?
システムの問題だとは私は思っていません。個々の一対一の対応、クロスを上げさせないようなサイドの対応、上げられても中で対応すればよかったというところにフォーカスするべきだと思っています。ただ、私たちはそこで勝負しているわけではなくて、チームとしてもっとできたことがあったんじゃないかと反省していかないといけない。

Q 監督交代でこの1週間、整理できた部分と次への課題は?
整理することができたのは、コレクティブにやっていくところ、今日失点をしてしまいましたけど、守備の各々の役割、チームとしての形はある程度整理することができたかなと。あとは攻撃に関しては、相手のスペースを取っていくことと、ボールを握ること、その両方のアプローチをしてきたので、カウンター一辺倒にならず、ボールを保持しながらサイドから仕掛けること、攻めの手数は少しずつできたのではないかと思います。

ただ、最後のゴール前のクオリティ、一番シビアな部分でのちょっとしたミス、隙を作らないような集中力、予測力、準備、そういったところはまだまだ上げていかないといけないと感じています。

Q 守備面でゴール前に人数がいるのにボールウォッチャーになるケースが今季は見受けられ、今日もシュートブロックに行く前にセルフジャッジをして手を挙げる場面があったが、そのあたりの評価は?
結果がすべてです。失点をしてしまった、それが評価です。

Q たとえば一対一の部分とか、やりたいことができなかった?
もっと球際のところ、一対一で足元にボールが入ったところでは厳しくいきたかったと思っています。それがいけない理由、それは背後のスペースなのか、仲間との距離感なのか、相手との力関係なのか、いろいろなものがありますが、我々の目指すサッカーは球際に厳しくいく、一対一でいくというところで、その勇気、一歩を踏み出させるものがまだ足りなかったと思っています。ただ、その意識を植えることはできたと思うので、それを続けていくことが今、必要だと思っています。

Q ここ数試合、複数失点となっているが、その要因は?
失点する時はいくつかのミスが重なっていると思います。ミスを重ねないようにしないといけない。個人のミス、一つのミスをカバーする、それができていないというミスが起こり、慌てて次のミスが起こり、そういう負の連鎖が複数失点の要因になっていると思っています。それだけではないですけど、それが一つ考えられるかなと。

グループで守らないといけないというのはありますが、それを構築するのは個人なので、個人の責任、それをもっと追求して、一人ひとりがしっかりと責任を負っていく覚悟を選手が持つべきだと思いますし、我々はその責任を持たせるべきで、そういうアプローチをしていくべきだと思います。

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