【無料掲載】2017明治安田生命J1リーグ第15節・ジュビロ磐田戦[阿部勇樹・遠藤航][選手コメント]

○阿部 勇樹
どんな相手でもACLでもリーグ戦でも相手よりももっと走らないといけないし、相手よりももっと球際で戦わないといけません。そういったことが相手よりも足りなかったと思います。もっと泥臭く戦わないといけないですし、その中で自分たちの良さを出していかないといけません。結果が求められるチームなので、前節の柏戦も含めて、足りないことを見つめてやっていかないといけないと思います。

 

Q サポーターからはゴール裏などから厳しいブーイングが飛んでいました。

A 結果がすべてだし、ホームであのような試合を見に来たわけではないので、ああいった反応は当然だと思います。この結果を受けて僕たちも悔しいので、同じ結果を出さないようにしないといけない責任があります。

 

○遠藤 航
Q 2-1から2-2になるまで10分ほどある中で二人の選手交代もありましたが、後ろから見ていてチームのバランスはいかがでしたか?

A 2-1のときは問題がなかったと思います。3点目の失点は点を取りに行く中での攻撃的なスタイルをやっていく中では問題のない形だったかと思います。ただ相手のカウンターがあるかもしれないという中で、そういうことを頭の中に入れながら戦わないといけません。立ち上がりからそういう戦いができていた中で2-1になってから自分たちの中で、大丈夫かなという雰囲気がもしかしたらあったのかもしれません。そういう雰囲気が自分たちのCKからカウンターを食らって失点につながってしまったのかもしれません。個々の判断ができていたのか、それよりも大丈夫なんじゃないか、今日は勝てるかなという雰囲気がチームの中にあったのかもしれません。

 

Q 2-1になって大丈夫かもしれないという感覚になったのは、そう思うシチュエーションやシーンなどは具体的にあったのですか?

A 一つのプレーというよりは、戦う中で攻撃の中での動きの量がなくなったり、ボールを失ったあとの切り替えが遅くなったり、相手にボールを持たせる時間が長くなったりとか、アタッキングエリアでボールを持たれたのに誰もプレッシャーに行かないとか。実際に3失点目とかそういう形での失点はありましたが、そういう感じとか、それが失点につながると思います。その中で一度引いてブロックを敷くのか、前から行くのか、その判断が今日はあやふやだったのかなと思います。

 

Q 10数分で3失点という展開も屈辱的ではあると思いますが……。

A 3失点目とか、中盤がプレッシャーに行けていないときは後ろが踏ん張らないといけないのですが、後ろも中盤が行けていないので、後ろが奪わないといけないという意識がありますし、前がかりになり過ぎて、一番危ない松浦選手のところがフリーになるとか、このチームは結構あると思います。最後は自分が滑ってファーのコースは切れていたので、あとは周作くんに任せるイメージでした。いつものような形で守ることはできましたが、相手のシュートが狙っていたかは分かりませんが、タイミングを外されるような形で失点してしまいました。

後ろはあの場面をしっかりと守らないといけないですし、中盤がプレッシャーに行けていないのであれば、後ろが踏ん張らないといけません。そういう時間帯もあると思うので、前から奪いに行くというよりは最後相手が入ってきた場面をしっかり抑えるとか、シュートブロックをできるようにするとか、そういう判断はこういう攻撃的なサッカーをしていく上では、後ろの選手が踏ん張るしかないのかなと。最初の2失点はミス絡みでしたが、残りの2失点はフリーでシュートを打たれているので、人に行けるようにしないと。シュートブロックをして守ることが普通ですが、その判断が今日はできていませんでした。まあ、とにかく切り替えるしかないです。

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