新生シャペコに勝利し、浦和がタイトル獲得【島崎英純】スルガ銀行チャンピオンシップ2017 SAITAMA・シャペコエンセ戦レビュー

■監督交代を経た両チーム

2016年11月28日午後10時15分にコロンビア上空で起きたラミア航空2933便の墜落事故。死者71人、生存者僅か6人という大惨事に巻き込まれた犠牲者の中に、ブラジルのサッカークラブ『アソシアソン・シャペコエンセ・ジ・フチボウ』(以下、シャペコエンセ)の監督、選手、スタッフ、関係者たちがいた。悲痛な事故から約9か月。苦難のときを経て再生を図るチームは遠く北半球極東の地へ降り立ち、日本のJリーグに所属する浦和レッズと対峙した。シャペコエンセは『コパ・スダメリカーナ』チャンピオンとして。浦和は『YBCルヴァンカップ』覇者として。互いにカップウィーナーの称号を得て、『スルガ銀行チャンピオンシップ2017 SAITAMA』(以下、スルガ銀行チャンピオンシップ)に臨んだのだった。

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