傷口の大きさを決める判断を迫られた西川周作、多くの角度から見たい失点シーンの捉え方【轡田哲朗レッズレビュー/Jリーグ第5節神戸戦】
(取材・文)轡田哲朗
レッドカードと引き換えの2点差維持をするか迫られた瞬間
浦和レッズが3-1で勝利した1日のヴィッセル神戸戦は、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の交代策がハマったこともあり、後半の20分までに2-0に持ち込むゲーム展開だった。このまま勝ちきれるかな、というムードが漂った後半35分過ぎ、興梠慎三のバックパスが相手に渡る。浦和のサイドからゲームを見ているものなら「ヤバいぞ」と思うボールの失い方だった。
そのまま絵に描いたようなカウンターを食らった浦和は、神戸のMF中坂勇哉に完全に抜け出された。この時、GKの西川周作は飛び出す判断を下したが、先にボールにコンタクトしたのは中坂だった。
この瞬間だけを見れば、西川の飛び出す判断がどうだったのか、ということになる。それと同時に、西川にはその代償をどのような形で支払うのかという決断が迫られた。
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