無料記事:アンちゃんが二人・・・。呼び方、どうする?【選手こぼれ話】
(Report by 河合貴子)
山守杏奈と安藤梢。二人のアンちゃん
浦和レッズレディースで、「アンちゃん」と言えば山守杏奈選手である。
しかし、昔から浦和レッズレディースを知っている人々にとって「アンちゃん」と言えば安藤梢選手である。
一緒にピッチで闘っていた柳田コーチは、ずっと安藤選手のことを「アンちゃん」と呼んできた。しかし、「アンちゃん」と声を掛けると山守選手も安藤選手も振り向いてしまう。
移籍してきたばかりの大先輩を若手は気安く「アンちゃん」とは呼べないし、選手たちにとって見れば「アンちゃん」は、やっぱり山守選手なのだ。
安藤選手の移籍初練習で、チームメイトはみんな遠慮がちに「安藤さん」と呼んでいたのだ。
安藤選手は「杏奈が、アンちゃんって呼ばれているので・・・」戸惑いながらも「どんな呼び方でも良いですよ~」と笑った。
ただ、試合中に素早く声を掛けるのに「安藤さん」では、呼び辛いところがある。それにいつまでも「安藤さん」では、何か一線を引いているようにも感じられる。やっぱり、親しみを込めて若手の選手たちは呼びたいようだ。
練習後、選手たちは輪になり「アンちゃんだと山守杏奈がいるから~」「アンちゃんが、呼び方を変える?」と山守選手に言ったり、「コズさん?」「こずえさん?」とあれこれと女子トークが炸裂し悩んでいた。
仕舞いには、石原監督も「安藤~呼び方どうする?」と安藤選手に声を掛けていた。
安藤選手本人は「私は、何でも良いですよ。みんなが決めてくれれば良い。杏奈がアンちゃんになるか、私がアンちゃんになるか、どちらかだと思う」とウフフと呼び方がどうなるのか楽しみにしているように笑った。
果たして安藤選手の呼び方はどうなるのだろうか・・・。
呼び方1つで、親近感が湧きチームメイトとの距離も縮まるものだと思う。アンちゃんが2人・・・・。今後の呼び方に注目したい。