浦レポ by 浦和フットボール通信

メンバー総入れ替えで難しい展開も辛勝【河合貴子 試合のポイント/天皇杯2回戦盛岡戦】

(取材・文) 河合貴子

試合勘の少ないメンバーで難しい展開に

激しく降り続いた雨上がりの浦和駒場スタジアム。天皇杯初戦の難しさを感じさせる内容であったが、3-2で岩手県代表J3グルージャ盛岡を下して天皇杯3回戦へと駒を進めることができた。

リーグ戦から中2日のコンディションと週末の鳥栖戦を考慮して、ペトロビッチ監督はメンバーを総入れ替えして挑んだ。盛岡もJ3リーグ戦から中2日と同じ日程であったが、菊池利三監督はメンバーを入れ替えずに挑んできた。コンディション的に優位なのは、浦和であった。しかし、試合勘となると別である。

試合のポイント、1つ目は試合勘である。

特に気になったのは、前半の前線の動きである。DFラインが高い盛岡の5DFに対して、浦和の前線の動きが上手く嵌まってしまったことだ。1トップのズラタン選手にもボールが収まらず、バイタルエリアまでいけてもシュートを撃てない展開や盛岡の高いDFラインの裏を突く動きでもオフサイドになってしまった。

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