堀監督初陣は守備の意識付けはできたが、ミスによる失点でダービーで勝利ならず【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第20節大宮戦】
(取材・文)河合貴子
「勝たないといけないゲームだった」と阿部
スタジアム入りするチームバスを、浦和を愛する人々は力強いチャントで出迎えた。選手たちにも、この熱き思いは届いていたはずだった・・・。だが、願いは虚しく2-2の引き分け。改善が見えた部分と勝ちきれない脆さが見えた試合であった。
「1-0で終わらせないといけないゲーム。最初の1点が重要だと思っていたし、ゼロでいくと言うのが今日の試合の大事なところだった。そのあと、何とか1点獲って2-1した。みんなが、前を向いてやって来た成果が出た試合だったと思う。そこから、勝ちきらないといけない課題がある。う~ん。改善できたところはもちろんあると思う。結果として勝たないといけないゲームだった」と悔しさを滲ませて話す阿部選手のコメントが、この試合の全てを物語っていた。
立ち上がり大宮が攻勢を掛けてきたが、浦和は中を閉めてシュートを撃たせない守備から徐々に流れを引き寄せて、ゲームを支配していったのだ。大宮は、基本4-4-2であるが、関根貴大選手を岩上選手がケアーする形で5-3-2と守備ブロックを作り、浦和がゲームを支配しはじめると5-4-1と更に守備を固めてきたのだ。
(残り 2404文字/全文: 2911文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ