守備的に挑むも川崎の攻撃力を防ぎきれず【河合貴子 試合のポイント/ACL準々決勝第1戦川崎戦】
(取材・文)河合貴子
矢島慎也を起用してトリプルボランチで挑んだが
まだこれで終わったわけでは、決してない。諦めるのには、まだ早い。
ACL準々決勝第1戦で、川崎に貴重なアウェイゴールを手にして1-3で敗戦を喫した。9月13日ホーム埼玉スタジアムで2-0で川崎に勝てば良い。川崎は、確かに強かった。厳しい結果になったが、それを真摯に受け止めて第2戦へと活かしていけば良い。等々力陸上競技場を後にした浦和の選手たちは、しっかりと前を向いていた。
試合のポイントは、まずアウェイでの闘い方である。
アジアの頂点を目指して、勝ち上がるのみである。ホーム&アウェイの2試合で勝つことが一番重要であるが、勝敗が同じの場合は2試合の得失点差、そしてアウェイゴール数が優先される。この全てが同じ場合のみ、15分ハーフの延長となり、それでも決着がつかない場合はPK戦となる。
第1戦をアウェイで迎えることになった浦和は、まず失点をしないで、なおかつアウェイをゴールを狙って勝ちたかった。
浦和は、矢島慎也選手をACL初スタメンで起用しトリプルボランチとして5-3-2の布陣で守備的にこのゲームに入ったのだ。
そして、しっかりとブロックを作り、ボールサイドにスライドする守備で真ん中を固めていった。浦和が退いたために、川崎にボールを保持される時間が続いたが、浦和の選手たちは本当に我慢強く闘っていた。
李忠成選手は「今日は、最初から退いた。0-0で前半を凌いでって言うところはあった」と前線は我慢を強いられる展開であった。
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