浦レポ by 浦和フットボール通信

ベレーザとの差は“余裕” 塩越柚歩の持つ特徴がステップアップのカギに【轡田哲朗レッズレビュー/プレナスなでしこリーグ1部 第11節 vs日テレ戦】

(取材・文)轡田哲朗

ベレーザのポゼッションに激しく戦いを挑んだ浦和

先日、雷によって延期となった浦和レッズレディースと日テレ・ベレーザの一戦は、9月6日に代替日程として行われた。浦和はベレーザに対して互角の試合展開を見せたが、結果は0-1の敗戦。しかし、その試合は惜しかったようでいて確かな差を感じるものでもあった。

この日の空模様は霧雨のように弱い雨が断続的に降るものだった。そのためピッチの芝は、まるで霧吹きで水を撒いたように上滑りする難しいコンディションにあった。ボールコントロールに定評のあるベレーザの選手たちでもトラップが大きくなる場面も少なからずあり、そうしたスキに浦和の選手たちは次々と襲い掛かってショートカウンターを仕掛けた。

その一方で。後半の立ち上がりにスローインを起点にした攻撃で浦和の守備が崩れると、相手FW田中美南のシュートはブロックに入った浦和の選手に当たってふわりとゴールの中へ吸い込まれた。これが、残念ながらそのまま決勝点になった。

(残り 1774文字/全文: 2203文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ