浦レポ by 浦和フットボール通信

堀監督の色を出した新システム導入も、上位との差を痛感した惜敗【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第25節柏戦】

興梠慎三は「決めきりたかった」と決定機を決めれず悔やんだ

(Report by 河合貴子)

今後も見据えたトライ

リーグ戦6試合負けなしで好調を維持している柏に、4-1-4-1の新たなシステムで挑んだ浦和。新システムで挑んだからこそ、結果が欲しかった試合であった。

しかし浦和は前半の決定機を生かせず、柏はしっかりと後半のカウンターのチャンスをものにして2点決めたのだ。試合終了間際に、興梠慎三がPKを決めて1点返すも、最後のパワープレーも実らずに1-2で敗戦。上位に浮上するきっかけが掴めず8位、勝ち点をしっかりと積み上げた首位の鹿島との差は16ポイントに開いてしまった。浦和に勝利した柏は、勝ち点49ポイントと伸ばして3位に浮上した。

チーム完全合流を果たした柏木陽介選手は、中3日で迎えるACL準々決勝・第2戦の川崎との闘いを見据えてか、柏戦は欠場。マウリシオ選手も復帰はしたが、ベンチスタートとなった。

浦和のキックオフで始まった試合は、阿部勇樹選手と青木拓矢選手のダブルボランチ、右のワイドにラファエル・シルバ選手、左のワイドに高木俊幸選手、興梠慎三選手の1トップに矢島慎也選手と武藤雄樹選手の2シャドーと3-4-2-1と思いきやそれはフェイクであった。

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