浦レポ by 浦和フットボール通信

柔軟性あるプレーが光った柴田華絵 阿部勇樹に似た面のあるリーダーシップ【轡田哲朗レッズレビュー/プレナスなでしこリーグ1部 第15節相模原戦】

(取材・文)轡田哲朗

スコアの印象ほど楽ではないゲーム

浦和レッズレディースは16日のノジマステラ神奈川相模原戦で4-1の勝利を収めた。3点差の4得点から「快勝」や「圧勝」というワードを想像するスコアだが、実際のところはそれほど楽なゲームにはならなかった。

ノジマはなでしこリーグ1部の中で唯一とも言える3バックを基本に戦うチームだ。浦和はこの日も得意パターンである前線から激しくプレッシングを掛けてコースを限定し、相手の縦パスを奪ってショートカウンターに持ち込む試合に持ち込もうとしたが、ビルドアップ時にどうしても1枚浮いてしまう状況に手を焼いた。2トップの一角でスタメン出場した吉良知夏も「最初にハマらなかった時間帯は結構キツかったですよ」と話し、相手のスピード感ある侵入を許す場面が多かった。

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