浦レポ by 浦和フットボール通信

長澤リーグ初スタメンで輝くもシーソーゲームはドロー決着【河合貴子 試合のポイント/明治安田生命Jリーグ第30節G大阪戦】

(取材・文)河合貴子

3回リードも追いつかれて引き分けに終わる

勝ちきれない試合であった。3回もリードして、3回も追いつかれた。セットプレーからの2失点は、本当に悔いが残る。超大型で強い台風21号と秋雨前線の影響で降り続く雨の中を、埼玉スタジアムまで足を運んでくれた約2万人の浦和を愛する人々に対し、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

追いついたG大阪の長谷川監督は「なんとか勝ち点1を持って帰れるということは、選手が最後まで頑張ってくれたと思っている。もう失うものは何もないという思いで、今日の試合に選手たちも臨んでくれたと思う。最後まで勝利にこだわって全員が戦った結果だったと思う。勝利を収めることはできなかったが、いまのウチにとっては大きな勝ち点1だったと思う」と笑顔を見せた。

逃げ切れなかった堀監督は「常に先行する形でゲームを進められたが、セットプレーで2本入れられた。そこのところの詰めの甘さを感じた」と険しい表情を浮かべた。

獲って、獲られてのシーソーゲーム、90+2分に初瀬選手の右CKをゴール前の混戦の中、途中出場した呉屋選手のヘディングシュートが不運にも長澤和輝選手に当たりゴールへと吸い込まれてしまった。試合終了間際に追いつかれてしまい3-3の引き分けに終わった。

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