オリンピックのエンブレムとおでんポップ-デザイナー全体を貶めた佐野研二郎(松沢呉一) -3,403文字-
エンブレム問題に投じられた衝撃のポップ
昨日の夕方、Facebookに流れてきたTogetterのまとめ、組織委に「オリンピックロゴを想起させるのでご利用はお控えください」と言われた「おでんPOP」は衝撃でした。
あまりの反響でオリジナルのツイートは消してしまったようですので、Togetterから。
これが第一弾。死ぬほど笑った。
この第一弾が「具の配置がエンブレムを容易に想起させる」ということから使用不可に。商標の基準については私はよくはわからんのですけど、こういったポップでもアウトになるという判断のようです。それでいいのか、オリンピック組織委員会。
このふたつが似ているから商業利用は不可というのが組織委員会の判断。
だったら、これとこれは?
たしかにベルギーのリエージュ劇場のロゴには大根がないですね。だったら、セブンイレブン武蔵小金井本町2丁目店は、あのポップに卵を加えればいいのではないか。ちっょと印象を変えればいいべ。
あのポップは、ベルギーでの裁判にも一石を投げかけ、おそらく法廷ではおでんポップをめぐっての議論が戦わされることになりましょう。
武蔵小金井へ
これを見て、「よし、今晩の晩飯は小金井のおでんにしよう」と決めました。セブンイレブンのおでんはどこも同じだと思うけどさ。
その2時間後、セブンイレブン武蔵小金井本町2丁目店に私はいました。あのアカウントはオーナーが書いているのだそうです。
(残り 2933文字/全文: 3645文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ