風俗嬢とミス日本のスタイルを比較する—女体調査 2-[ビバノン循環湯 197] (松沢呉一) -3,494文字-

2017年02月12日 14時53分　
カテゴリ：ビバノン循環湯 • ファッション・ヘルス • 横丁の性科学 • 歌舞伎町
タグ : AV嬢 • BUBKA • スウィートラブ • ナイタイスポーツ • パンキーピンキー • ミス・シンデレラ • ミス日本 • ロリカルトアイドル • 指間 • 白玉あも

前回は過去の数字を確認。続いて今回は現在の実測です。「現在」と言っても20年近く経っていますけど、その頃から日本人の体型はそう変わっていませんから、同様の対象である限り、今やっても同じような数値が出るはずです。

店の紹介や女のコの紹介が念入りです。「宣伝」ということで店に協力してもらっているためです。とっくにもうない店ですが、それを外すと面白味がなくなるので、そのままにしておきます。

雑誌掲載時は編集者が写真を撮ったはず。ここに出した写真はロリカルトアイドルの白玉あも。今年の新年会でカカオの産地として注目されるベトナム産のチョコをあげて撮らせてもらいました。あくまでイメージであり、彼女の数値は計測してません。

風俗嬢たちを計測

「どこで誰を計ればいいのだろう」と考えているところに、知り合いの風俗関係者から電話があった。

「新宿歌舞伎町の『スウィートラブ』はかわいいコばっかり。しかも、スタイルいいわ、性格いいわで言うことなし」

この人物、この店の従業員ではない。それだけに説得力がある。よっしゃ、ここで体のサイズを計らせてもらうことにしよう（以下、細かな数値が残されている戦後版「ミス日本」を比較参照とする）。

店に行ったら、以前世話になったピンサロの従業員がいて、すっかり和んでしまった。この店、昨年オープン。在籍数は少ないが、店に貼られた写真を見ると、確かに粒ぞろい。おっと、このコは、AV嬢の高倉みなみではないか。引退したはずなのに、これまたどういうことざんしょ。と思ったら、この店、現役AV嬢、元AV嬢、未来のAV嬢が多いのだ。

だいたい風俗で働くAV嬢は、あんまりいい評判を聞かない。サービス悪い、高飛車などなど。

ところがどっこい、ここのコたちは、私の知り合いが言っていたように、性格もいいんすよ。取材なのに、思わず財布を出そうとしましたもん。

最初に身体計測をさせてくれた舞ちゃんは、二十本以上のビデオに出ている現役AV嬢で、出身は北海道。私が幼稚園から小学校一年までいた町の隣町に高校までいたことがわかったりもして、すっかり話は盛り上がり、隣町のよしみで全裸で協力してくれた。スケベ心ではなく、どうしたって着衣では正確な数字が出ないので、ここは全裸でお願いするしかあるまい。

まずは乳首と乳首の間を計る。日本人は乳間が広い傾向があるとされる。乳が外に広がっているのだ。半世紀以上前の「ミス日本」の十人の平均は19.33センチ。ところが、なななななんと、舞ちゃんの乳間はざっと15センチちょっとしかない（正確な数字を出さなければならないわりに「ざっと15センチ」とはアバウトだよな）。「ミス日本」の誰よりも狭いのだ。

舞ちゃんの胸囲（トップ）は92センチ。「ミス日本」の最高は88センチであることを見ても、これは驚異の胸囲（くだらない）。ホントええ乳しとります。

本人としてはちょいと肉がつき過ぎだと気にしているが、そんなことはございませんです。

「体重とウエストの数字を絶対に出さないで」と頼まれてしまい、隣町に住んでいた私としては約束を守るしかないが、こういうムチムチ系は私の好み。さすが道産子、肌もきれい。

戦後すぐのトップクラスの数字が易々と出る

続く、なおきちゃんがまたいいコでしてね。彼女はAV未出演組で、高校卒業後、OLを経てこの仕事に。収入は自分の目標のために貯金をしており、休みの日はもっぱら掃除、洗濯。

彼女のすごいのは、身長164センチから体重47を引いた数値が117もあること。そうは見えないが、ちょっと痩せ過ぎかもしれないくらい。それと足も腕も長い。

欧米では、両手を左右に広げた時の指の間の長さが身長に等しいのが最も美しいと言われているのだが、日本人は腕が短く、「ミス日本」の十人の中で、一人だけ身長より指間の長いのがいる。なおきちゃんは、指間が162センチと、ほぼ身長に等しい。この長い手でチンチンこすってくれたりするかと思うと、またも財布に手が伸びちゃいます。

実は足の長さは計測方法を間違えてしまい、「ミス日本」と比較できなくなってしまったんだが、彼女、足が長めなのに、ももは太め。でも、足首は締まっていて、理想的なお御足をしている。ああ、なめたい。

「ついでにマンコのサイズも計ろう」と提案したが、さすがにこれは断られた。いくらいいコでも限界あり。

担当編集者も半世紀前ならミス日本

三人目は美鈴ちゃん。一九九七年の「ナイタイスポーツ」主催の「ミス・シンデレラ」に選出されただけあって、ものすんげえーっかわいい。こちらが指摘するまで、口の横にできたニキビに絆創膏を貼ったまま写真を撮られていたのがまたかわいい。「お手入れしてなくて、ごめんなさい」と毛がちょいとハミ出ているのまでかわいい。

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