松沢呉一のビバノン・ライフ

出張ホストの遊び方—性差別とされるものの中身 4-(松沢呉一) -2,365文字-

「女性向けソープランドの失敗—性差別とされるものの中身 3」の続きです。

 

 

ホストクラブの遊び方

 

vivanon_sentence「女向けの性風俗があればいいのに」という話をよく聞きますが、現実に出張ホストや売り専ボーイは成立していて、遊んでいる女たちが存在しています。

ホストの遊び方はいろいろですけど、セックス目的の人たちも中にはいるわけで、店に金をいっぱい落とせばセックスくらいできますよ。初日からホストとセックスするのもいますし。初回はどこも安いですから、そうなればほとんど金はかかりません。もちろん、「ホストがやりたいと思うタイプであれば」という条件つきですけど。

歌舞伎町のラブホ街に深夜から朝方にかけて行くと、これからハメる人たち、ハメてきた人たちを見ることができ、「警察へ—酒に薬物を入れられた? 下」に出した写真のキャプションに書いたように、最近は白人だったり黒人だったりの客らしき女とホストらしき男のカップルも見かけるようになりました。観光客向けのガイドブックやネットに遊び方が出ているんですかね。

海外からの観光客だって調べているんですから、本当に「女向けの性風俗があればいいのに」と思っているなら、検索しましょう。店にも行かず、電話もしないのに、白馬に乗った王子様がサービスしに来てはくれません。

 

 

売り専の遊び方

 

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金をかけたくないなら、ハプバーに行くのもよし。もちろん、これも「相手がしたくなるタイプであれば」ですけど。

あとはわかりやすく金で処理。性風俗というビジネスなんですから金を出すのは当然。

前回書いたように男女とも受け付ける売り専があります。ただし、数は少なく、ネットで見ても、わかりません。店のサイトでは、たいてい男の客のみを受け付けることになっていて、はっきり「女性客は利用できません」と書いている店が多いものです。

ノンケのボーイもいますから、人によっては女の客もOKだったりするのですが、どちらが男で、どちらが女でも、異性に対する性器への挿入行為は売防法に抵触するという事情もありますから、女性客OKを表示すると警察に目をつけられやすい。また、可能なボーイがつねにいるわけでもないので、クレームを避けるという意味合いもあるみたい。

客になることのない私でも、こういうジャンルを知っているのは、周りに何人か元売り専ボーイがいるからですし、現役のボーイたちに話を聞いたこともあるからです。彼らはノンケです。

さらには、利用したことがあるのも周りにいるからです。女王様で、その気のないのをいたぶりたい時に売り専を呼ぶのがいます。SMクラブの客はやられに来ているのですから、予定調和です。本当に嫌がることをしたい時には売り専。怖いわ。

この利用法はどうかと思うんですけど、こういう人たちが周りにいれば、どこに電話すればいいのか教えてくれましょうし、サイトの見方も教えてくれます。

日頃から、こういう話ができる人とつきあっていればいい。そういうのがいなければ検索しましょう。

 

 

参考になる記事もいっぱいネットにはある

 

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出張ホストも同じで、店のサイトを見ても、本番はNGと明記されています。しかし、何事も交渉次第ってことよ。

 

 

この辺は掲示板等で調べるしかなく、遊び方をガイドしているサイトを参考にするとよいかと思います。

この記事は大変参考になります。

 

あたまゆるゆるインターネット「オモコロ」より

 

ホントに参考になるし、面白いなあ。私も呼びたくなりました。

 

 

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