2年10ヶ月を振り返る—公開本数1000本達成 [1]- (松沢呉一) -3,857文字-
メトロポリタン美術館の収蔵品の中から、破壊されたもの、粉々になったものを選んでみました。今の私の気分ということで。でも、いざ探してみたら、味わい深いものが多い。これも「ビバノン」らしいのではなかろうかと自分では思っていたりして。
総合ベスト10を発表
「ビバノンライフ」を始めたのは2014年11月です。
昨日、公開本数1000本を達成。『闇の女たち』に収録したインタビューのように、一度は「ビバノン」に出して、ひっこめたものはこの数字に入っておらず、今現在読める本数です。
1000という数字に特別の意味があるわけではないのですが、ここ1年ばかりは公開本数を1000本にすることを目標にして相当無理をしてきたので、達成できたのは嬉しい。と同時に新たな壁にぶちあたっています。
平均1日1本ペースですから、たいしたことはないですが、当初は週に3本程度の更新で、1ヶ月近く休んだこともあります。ここ1年の追い込みでやっと1日1本ペースまで持って来ました。
前に何度か自薦記事のリストを出していますが、ここまで本数が増えると選べない。そこで今回はこれまでの総合PVベスト10を出しておきます。言っておきますが、あんまり面白くありません。
2位を除いて、以上がベスト10です。以下で順位を出した場合は2位を除いたものなので、上のリストの3位以下はひとつずつ繰り上がります。
1位の「ついにJASRACを追い込むか? ファンキー末吉と江川ほーじんの闘いに決定的な新兵器が登場」は、アクセスが多くて途中から有料にスライドしたため、これは無料だった段階での数字のみの順位です。Googleのアナリティクスでは、タイトルに変更があると別記事として認識されます。
「ビバノン」を始めて最初の記事がこれです。「有料ウェブマガってちょろいな」と思いましたが、あのPVを今も超えられてません。なぜあれがそうも読まれたのかと言えば無料だったからです。
5位の「ネットに流れる「いい話」に気をつけろ!-cadotの創作疑惑」も無料記事。無料記事は拡散されやすいので、PVが多くなります。しかし、無料記事から、購読者をゲットすることは限りなく難しい。全部読めてしまうんですから、金を払う動機も契機もない。
当初は「PVを稼げば登録する人が少しは出てくるだろうから、無料でPVを増やした方がいいのではないか」と思っていたのですが、これは間違いでした。ほんの一部の人が他の記事に流れて、そこから購読することもないわけではないですが、3万PVとか5万PVで1人いるかどうかであり、たいていは1人もいない。数字は冷酷です。
この現実がわかって、「購読者は皆無でも、広く読まれた方がいい内容」という場合のみ無料記事にするようにしています。告知記事とか。
今回のこの記事も宣伝の意味で無料で出してもいいんですけど、とくに広く読まれたい内容でもないので、有料です。
※「Fragment of a terracotta kylix (drinking cup)」
(残り 2701文字/全文: 3994文字)
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