ヴォルティススタジアム

【練習レポート】中3日での戦いへ向けて。J1新潟に挑む。(1994文字)

リーグ戦は前節・群馬戦(0●1)で悔しい敗戦を喫した徳島。終了間際にアンラッキーな形で失点したことによる敗戦という形だが、そこまでに得点を奪うことが出来なかったのも非常に悔やまれる。スケジュールの都合で週半ばに組まれた天皇杯3回戦・新潟戦へは時間が少ないながらも、課題となった部分を含めたトレーニングメニューをおこなっている。

試合翌日をオフとして、2日間のトレーニングでは月曜日は群馬戦に出場したメンバーは約1時間のメニューとなり、残りのメンバーは約2時間のメニューをしっかりと消化した。5対5のゲーム形式では、ゴールまでの距離が近いだけに、ボールを引き出す動きと守備の対応とが激しくなると共に、攻守の切り替えが重要となった。

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「もっと早いタイミングでクロスをあげたりできれば相手も嫌なタイミングになる」と話すのは長谷川悠選手。

その中で目立つ動きを見せていたのが長谷川悠だ。「最近は良いリズムでボールを入れたり、勝負のパスだったりと、そういうところの一つ前の場面までは上手く運べているシーンも多いので、ラストパスのところでもっと早いタイミングでクロスをあげたりできれば精度は落ちるかもしれませんが、その方が相手も嫌なタイミングになるのでチャンスも増えると思います」とチームの課題を話す。

そして天皇杯というカップ戦の戦いを含めて新潟との一戦に向けて「延長戦まであるので、焦らずに粘り強く戦うことも大事で、1点負けていても最後に追いつければ延長戦もPKあります。新潟はプレスが積極的なチームなので、自分たちでボールを動かすことも大事ですし、引っ掛けられないようにするためには、どう怖がらずにボールをつけられるかだと思います。相手が食いついてきたら、逆に裏とか間にどんどんそういうところを突いて出来ればチャンスはある」と話す。

リーグ戦では途中出場が続き、なかなかゴールを決めることが出来ていないが、それでもチームの中での役割を果たしている長谷川悠。この一戦に懸ける思いは大きいはずだ。そして、新潟県出身で「高校時代まで育った場所で試合が出来るのは特別」と話すGK相澤も「J1のチームと試合ができるという喜びを感じ、自分たちの力がどれだけ通用するか、今の自分たちがどれだけ出来るか楽しみに戦いたい。」と、試合への意気込みを話す。

相澤貴志

新潟県出身の相澤貴志選手。「高校時代まで育った場所で試合が出来るのは特別」とのこと。

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