ヴォルティススタジアム

【徳島vs千葉】レポート:いい攻撃に守備の成長も見せて2ヶ月ぶりのホーム白星。

■2016明治安田生命J2リーグ 第37節
10月23日(日)徳島 1-0 千葉(18:00KICK OFF/鳴門大塚/ 3,946人
得点者:19’佐藤晃大(徳島)
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ゴール後、佐藤選手の元に駆け寄る選手達。

ゴール後、佐藤選手の元に駆け寄る選手達。

繰り返し押し込まれる終盤は前節と重なる状況。それゆえ嫌な雰囲気も正直漂っていたと言えよう。しかし、肝を冷やす場面も作られはしたが、選手たちは同じ轍を踏まなかった。集中と気迫を切らさない必死の守りによって最後まで千葉を完封。前節から一歩前進した姿を見せたチームは2ヶ月ぶりとなるホームでの勝利をしっかりと手中に収めた。

この一戦、前半のヴォルティスは文句なしのプレーを披露したと言っていいだろう。岩尾憲と木村祐志が思い切りよくゴールを狙うなどシュートへの積極性を体現してゲームに入ったチームは、その勢いに乗って序盤から攻撃的な戦いを展開。カルリーニョスを中心とした精度あるパスワークで千葉の前線からのプレスを巧みにかいくぐると、ギャップスペースでボールを引き出す木村と前川大河を使って進軍し、長短の繋ぎを織り交ぜた非常に小気味良い組み立てと仕掛けで千葉ゴールへ迫っていった。
すると早速19分、そうした攻めの意欲が実を結ぶ。3人目の動きによって上手く右サイド奥でボールを受けた木村の大きなセンタリングを逆サイドのアレックスが丁寧に折り返し。それを強く叩いたカルリーニョスのフィニッシュはペナルティエリア内を固めた千葉DFの足に当たったものの、ゴール方向へころがったそのこぼれ球にいち早く反応した佐藤晃大が飛び出してきたGKより一瞬早くボールに触って流し込んだのである。

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