ヴォルティススタジアム

【徳島vs清水】プレビュー:勝たなければならない最終節。勇気ある攻守を。

■2016明治安田生命J2リーグ 第42節
11月20日(日)徳島vs清水(14:00KICK OFF/鳴門大塚)
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毎年のことではあるが、時間の流れはあっと言う間。チームの戦いに一喜一憂しているうちに、9ケ月にもわたるリーグはハイスピードで過ぎ去ってしまう。
そして今季もこの一戦が最終節。2016年のヴォルティスとして戦う最後のゲームだ。

しかし、このメンバーで共有してきたここまでの苦楽などを思い返し、感情に浸っている場合ではない。なぜなら、迎える最終戦には勝たなければならない理由が幾つも並ぶから。シーズン終盤で見せている進化の継続のため、ホームでの眼前で清水にJ1昇格を決められることを阻止するため、今季も支え続けてくれたたくさんの人への恩返しのため、退任が発表された長島裕明監督をいい形で送り出すため、さらには敵将として鳴門の地へ戻ってくる小林伸二前監督に自らの成長を示すため──。
いずれにしても、対する清水は現在8連勝中と破竹の勢いだが、ヴォルティスはそれにのまれるわけにはいかない。ピッチに立つ選手だけではなく、チーム全員が一丸となって、オレンジ色の大波を何が何でも突き破らなくては。

ただ、それを実現させるためにはやはり、組織として完璧に近いゲーム内容が求められよう。攻撃においても、守備においても、精度高く隙のないプレーを全員で90分間徹底することが勝利を得る絶対条件になるのは間違いない。そのため何かひとつをポイントに絞るのは非常に難しいが、それでも敢えて言うなら最も大事となるのはチームとしての勇気ではないだろうか。

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