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【今週の小平】コラム◆中盤と前線の関係を司るか、インサイドハーフの一角 。4-3-3と中盤1枠の関係/羽生直剛「もう少しやりようはある」(2014/10/31)

コラム◆中盤と前線の関係を司るか、インサイドハーフの一角 。4-3-3と中盤1枠の関係/羽生直剛「もう少しやりようはある」

リーグ戦開幕から8カ月。FC東京は今シーズンの戦い方をワールドカップによる中断期間の前後に確立し、一時はその戦い方がハマって無敗。しかし相手に研究され、苦戦するサイクルに入り、終盤戦を迎えている。

この苦境を脱して残り四試合に勝ち、過去の年間最高勝点を抜き、よい順位、よい状態で来シーズンにつなげるためにはどうすればよいのか。
2009年の勝点53(城福浩監督時代)、2013年の勝点54(ランコ ポポヴィッチ監督時代)を抜くには、3勝1分けか4勝が必要だ。

各ポジションを見ると、先発メンバーの入れ替わりはフォワードとミッドフィールダーの各1枠がほとんどだ。敗戦を機にセンターバックが吉本一謙からカニーニに替わったが機能面ではほぼ同じで、戦い方に差をつける部分ではない。
ゴールキーパー、ディフェンスライン、そして4-3-3からフォーメーションを変えた際にドイスボランチを組む高橋秀人と米本拓司まではほぼ固定。インサイドハーフが三田啓貴か羽生直剛か、河野広貴をトップ下に置く1+2の3トップか純粋な3トップかで、チームのキャラクターが変わる。だから基本を変えずにヴァージョンアップするとすれば、中盤と前線に誰をどんな役割で置くか、中盤と前線をどうくっつけるか、そこを追い求めることになるだろう。

今シーズンに採用している4-3-3は、中盤と前線が分離しやすい。3トップが残っていていいボールが入ればその3人だけでどうにかして点を獲るが、いっぽうで前線が分離したまま何も起きないという可能性もある。
では中盤と前線が近い距離で入り乱れる流動的な攻撃をすればよいのかというと、昨シーズンはそうした戦い方で勝点54止まりだったわけだから、単純にポゼッション時代に回帰すればいいというものでもない。

もちろん監督や選手も何も考えていないわけではない。
マッシモ フィッカデンティ監督はJ1第28節対大宮アルディージャ戦にて、左足の捻挫から復帰してきた三田啓貴を、羽生直剛に替えて先発で起用するときに「羽生選手と比べるとより攻撃的な特徴を持っています。前線に(平山)相太やエドゥーといった厚みのある選手がいないので、前のほうにより攻撃的な選手を置く必要があり、このような選択をしました」と言っている。インサイドハーフ二枚のうちひとりは前線に絡んでいってほしいという望みのあらわれだろう。
同じ対大宮戦では、途中出場した中島翔哉も、インサイドハーフをスタートポジションにしながら、ワイドに出ていったり、中に入ったり、場所を探してはチャンスメークに勤しんでいた。途中出場で得点しなければいけない状況であったために「守備も最低限はやりますけど、比重は攻撃に置いていました」という意識で取り組み、そこで機能してゴールをマークするために「スルーパスだったり。ドリブルで剥がしていったり。状況を見ながらうまくやっていきたい」と、課題を挙げていた。

キックオフからの試合全体を考えるうえではバランスをとるプレーも重要で、そこで貢献している羽生直剛も、いかに中盤から前線にかけてチームを機能させるかを考えている。勝つ秘訣と攻撃の仕方に関しては「ゴリ押しで1点獲らなきゃだめですよね、最初に」と言う。

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