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「シャーすか。できてよかったです(笑)。点を獲らなかったらやらないと決めていた」【コメント】李忠成、渡邉千真、三田啓貴_2013 Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ第2節 鹿島アントラーズ対FC東京(03/23)_第3報(2013/03/24)[4,777文字]

助っ人枠の外国籍選手のような格好で2月、二次キャンプの途中にFC東京に加入した李忠成。サイドハーフと1トップの両方で、練習試合への出場を重ねて急ピッチで調整し、リーグ戦では1トップで途中出場。ナビスコカップ第1節では1トップで先発出場を果たしたが、ここまで公式戦四試合でゴールはなかった。
その状況でついに生まれた東京加入後の初ゴールに、李の喜びはひとしお。苦手の鹿島を敵地で撃ち破ったあととあり、試合後のロッカールームには李忠成のチャントの原曲が鳴り響き、選手たちが「タダナーリ!」と外にまで聞こえる大きな声で歌うお祭り騒ぎになっていた。
その後、ミックスゾーンにあらわれた李は囲み取材でも饒舌。本人も「メディアの前に立つのも気が楽」と言っていたが、それは訊く側も同じこと。結果が出ていることで非常にスムーズな応答になった。
その李忠成の試合後の談話と、1-1に追いつく同点ゴールを鮮やかに決めた渡邉千真、そして野澤英之のあとを受けてボランチで出場した三田啓貴の談話をお届けする。

○李忠成(1)
(ゴールを決めてゴール裏に向かったときの気持ちは)いままでみんなの期待に応えることができていなかったので、ごめんなさい。「ごめんなさい」と「これからがんばります」と。
(ゴールが決まった瞬間は)嬉しいですよ。むちゃくちゃ嬉しいですね、やっぱり。FC東京に来てから初ゴールなので。
(太田)宏介がすごくいいボールをくれた。あそこしかない、というところをあいつもよくわかっていて。ヘディングした瞬間、タイミングはばっちりだなと思ったんですけど、いままであのような場面でずっと入っていなかったので、入らないんじゃないかと思いました。
(東慶悟のゴールのアシストは)やっぱり点を獲って余裕ができたから、慶悟にパスを出せたんだと思います。
1点獲ったことで気持ちはだいぶ楽です。ここからですね。次に獲れれば波に乗って爆発したいと思う。いいかたちでマリノス戦に臨めます。爆発します。(目覚めましたか?)目覚めたとは……次の試合で言いたいですね。
逆転するのはすごく難しいことです。鹿島はメンバーが(リーグ戦とは)替わっていましたけれども、すごくみんなアグレッシヴだし、名門と呼ばれる、戦い方がわかっているチームを相手に逆転できたということは、自分たちの自信にもつながったと思います。やっぱり失点すると難しい。大分戦も失点してしまいましたけど、そこは改善しないとだめだと思います。

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