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【マッチレポート】レポート/リザルト◆天皇杯3回戦東京対松本、マッシモ東京2発無失点で快勝! (2014/08/20)

◆天皇杯3回戦東京対松本、マッシモ東京2発無失点で快勝!  

○厳しい攻防の果てに地力で優る!絶妙の試合運びでラウンド16進出決定

8月20日、全国各地で第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦がおこなわれた。FC東京は味の素スタジアムにJ2で2位につけている松本山雅FCを迎え、2-0で勝利。ラウンド16(4回戦)進出を決めた。前半途中までは3-4-3の松本山雅FCがFC東京のミスを衝いてチャンスをつくり、五分以上の戦いを見せていた。しかし次第に疲労の差(東京は中三日、松本は中二日)と地力の差が出たのか、ファーストハーフの終盤41分に東京が先制したことで試合は決した。1-0とリードした東京がセカンドハーフを優位のままコントロールし、後半立ち上がりから10分以内に追加点を挙げ、2-0で試合を閉じた。
松本も、前半45分間にかぎってはチームとしては互角以上に戦えていたが、最終的には個人の質の差が結果にあらわれた。

試合後の共同記者会見で松本の反町康治監督は開口一番、こう言った。
「えー、わたしはよく牛丼を喰いに行くんですけれども。FC東京の選手はうまい、はやい……安いんじゃなくて(微妙に笑)値段が高い選手が多いなか、後半はもう、翻弄されたゲームだったと思います」
松本にも完璧ではない事情はあった。
「きょうはうしろの三枚が“らしくなかった”ですね。みんなが自分のものさしでやってしまった。中盤より前はそんなに悪くなかったですよ、というかよかったですよ。特に前半は。でも最終ラインが、大久保(裕樹)が久々の出場、多々良(敦斗)が弱気なところも垣間見えて、それがそのままゲームに出たのだと思います」
遠方アウエーのあとの中二日で疲労の色濃い両アウトサイドなど、先発メンバーを四人入れ替えた。
「相手がいいのか、われわれが悪かったのか。われわれのマイナスのぶんと、向こうのプラスの部分があって、そうとうディファレンスが生まれたのではないかと思います」
最後にはこういう言葉で力の差を表現した。
「ただまあ……米本(拓司)はもう……ちょっと、すげーなと思いました。ハハハ(笑)」

米本についてはマッシモ フィッカデンティ監督も激賞した。
「彼は中断期間明け以降、この二カ月間で特に成長を遂げたと思っています。

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