【J1第25節東京対徳島コメントその1】マッシモ フィッカデンティ監督共同会見、渡邉千真、梶山陽平、吉本一謙の談話／「理想的なゴールでした」（渡邉）［3,659文字］（2014/09/23）

2014年09月23日 19時54分　
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○マッシモ フィッカデンティ監督、試合後共同記者会見
相手は3トップを前線に送ってきて同時に5バックを残すということでサイドチェンジがなかなかきかず、苦しい時間帯が、点が入らないうちはあるなと予想していたのですが、まさにそのとおりになったと思います。
1点を獲ったあとは相手が前がかりになってスペースを与えてくれたぶん、楽になった。2点め、3点め、4点めと点を獲るごとにコントロールしやすくなったと思っています。
特にすばらしかったのは選手のメンタリティです。相手が最下位であっても首位であっても常に100パーセントを出そうと選手間でも言い合っていますし、チームの根本的な考え方として伝えてきたつもりですから、試合の入り方といい、試合中のプレーといい、すばらしいものを見せてくれた。チームにおめでとうと言いたいと思っています。
（きょうのマッチデープログラムで通訳の寺本士郎さんが「Spirito di sacrificio」、犠牲の精神（※英語ならスピリット・オブ・サクリファイス）という言葉を紹介しているが？）
いつもチームは犠牲の精神を持ちつづけていると思いますけれども、同時に「謙虚さ」という言葉も載っています。自分たちの力を軽視するというわけではなく、自分たちの力を自覚するという意味での謙虚さが必要になってきます。何ができるか。限界を知ることも大事です。そういう部分を全員ができているのではないかと思います。
（河野広貴選手が走ってボールを何度も奪い返しているが、誰もがやっているから自分もやらなければいけないという気持ちになってのことなのか、それとも監督がその犠牲の精神を説きつづけての結果なのか？）
選手たちは監督を、監督は選手たちを理解するという関係を築くことができています。責任感を植えつけた、ということが言えると思います。彼らはクオリティを有していて、それをグラウンドで示さなければならない。彼らの特長を消すのではなく、特長を活かすことで、彼らによりふさわしいポジションを見つけることで、よりふさわしいサッカーを展開していくよう心がけていますけれども、河野選手のことを話すのであれば、ゴールやアシストのすばらしいクオリティを持っていますけれども、同時に、走らなければいけないということを、彼はしっかりと自覚できています。
こんにち、彼のポジションで、彼が100パーセントの状態のとき、彼ほどのプレーができる選手は、日本には少ないのではないかと思います。なぜなら試合のなかで見せるやる気、ひとことで表現するなら「餓え」と言えるかもしれません、ボールを奪いにいくときの気持ちであったり、守備の意識であったり、あらゆるプレーに於いて見せるあの気迫、まさに餓えという部分を、いましっかりと持っていると思います。
もともと走力を持っていましたけれども、それを引き出しただけだと思っています。彼だけでなくほかの選手たちもほんとうによく走るので、相乗効果でお互いがよく走るようになっている。ほんとうにすばらしい、最高のグループだと思います。
（佐々木渉選手のきょうのプレーを含めた評価は？　彼に将来どんな選手になってほしいか？）
秋田のキャンプからチームに合流してやっていましたけれども、そのあとはユースとプレーすることになり（クラブユース選手権など）、今回デビューするに到って、きょうのプレーに関してはほんとうに満足しています。彼はトップ下で非常に有効的なクオリティを有していると思いますし、背後に飛び出す動きもできてテクニックも優れている。きょうの彼のデビューに関してすごくうれしいと思っていますし、非常に興味深い選手なので、しっかりと見守っていきたいと思っています。

○渡邉千真の談話
勝っている状況だったので、もう1点、自分が点を獲るということを意識して入りました。
（サブメンバーに向かっていってともに喜んだが？）
シオさん（塩田仁史）を中心に、前に点を獲ったときも喜んでくれていたんですが、そのときは行かなかったので、今回は行こうと思っていました。
ベンチも含めてきょうはいい雰囲気でできたと思います。
引き分けがつづいていて、きょう一試合勝ちましたけどまたつづけないといけないですし、個人的にもまだ全然点が獲れてないので、もっと点を獲ってチームに貢献できるようにしたいです。1点ずつ積み重ねていければいいと思います。
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（梶山陽平が入ってリズムがよくなった？）

（残り 2556文字／全文: 4385文字）

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