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【マッチレポート】レポート/リザルト◆J1第26節FC東京対柏レイソル、14戦無敗で二試合連続の4-0大勝! 「伝家の宝刀」左右クロス2発!![3,881文字] (2014/09/27)

レポート/リザルト◆J1第26節FC東京対柏レイソル、14戦無敗で二試合連続の4-0大勝! 「伝家の宝刀」左右クロス2発!!

○リーグ戦14戦無敗でクラブの連続無敗記録を更新! 2トップがそれぞれドッピエッタ!! そしてサイドバックが抜く伝家の宝刀!!!
9月27日、全国各地でJ1第26節が開催され、勝点39で6位のFC東京はホーム味の素スタジアムに勝点38で8位の柏レイソルを迎えた。四連続引き分けのあと、前節対徳島ヴォルティス戦で快勝し勢いにのる東京は武藤嘉紀とエドゥーがそれぞれ2ゴールをマーク、二試合連続となる4-0のスコアで快勝。勝点を42に伸ばし、この日直接対戦で引き分けたヴィッセル神戸とサンフレッチェ広島を抑えて6位を堅持した。
東京は10月5日日曜日、ユアテックスタジアム仙台に乗り込みベガルタ仙台とのアウエーゲームに臨む。なお、武藤嘉紀が11得点に到達、渡邉千真の持つシーズン13得点の新人最多得点記録にあと「2」と迫った。エドゥーは今季10得点め。
先制点をアシストした徳永悠平に対して試合後取材を試み、特に最近、抜ききらずに撃つクロスがすばらしい、と褒めると、徳永は「(太田)宏介のクロスを参考にしている」とひとこと。その、参考にされた太田宏介はどうかと言うと、自身のクロスに対して「伝家の宝刀ですわ」と形容していた。
先制点とダメ押しの4点め。左右から抜かれた鋭い刃が、東京に完璧な勝利をもたらした。

◯試合経過概略
ゴールキーパー権田修一、ディフェンスラインが徳永悠平、吉本一謙、森重真人、太田宏介、中盤が高橋秀人、羽生直剛、米本拓司、トップ下が河野広貴、2トップがエドゥーと武藤嘉紀と、FC東京は前節と同じ先発メンバーで試合に臨んだ。
いっぽうの柏レイソルは基本布陣の3-4-2-1(5-4-1)を少し変え、工藤壮人を前めに出したフォーメーション。これを柏のネルシーニョ監督は「ボールを廻すスペースを相手に与える結果となった」と試合後の共同記者会見で悔いたが、影響があったのどうか、東京の右サイドバック徳永悠平をマークすべき左ウイングバックの橋本和はそこにはおらず、徳永に対応したのは左のシャドーストライカー高山薫。徳永は高山を抜ききらず並走しながらクロスを上げ、これを武藤嘉紀が左足で決めて東京が先制。開始からわずか4分の出来事だった。
1-0とリードした東京は無理せずバランスを保ちながら攻撃を繰り出す構え。引いてしまった東京を柏はまったく攻略できずに時間が進む。
そしてファーストハーフの終了間際、河野広貴が柏の高山からボールを奪い武藤へとパス。武藤はこれも冷静に決めてこの日2点め。
開始直後と終了間際、サッカーでもっとも危険とされる時間帯に得点した東京が2-0とリードして試合を有利に運ぶ。
セカンドハーフはさらに東京のペース。後半5分に今度は武藤がインターセプトして河野に渡すと河野から相手最終ラインのウラに走り込むエドゥーにパス。これをエドゥーが左足で決めて3-0。さらに後半28分には太田宏介のクロスにエドゥーが飛び込み、4-0。為す術がない柏がなんとか東京ゴール付近まで攻め込んでも最後はディフェンス陣がからだを張って守り、無失点勝利を達成。上位5強に食らいつく貴重な勝点3を獲得。単独6位の足がために成功し、残り8試合での上位進出を狙う。

○レポート
完璧な試合運びだった。
前半のキックオフから5分以内に先制点を挙げた。
序盤は前からプレッシャーをかけ、前半の10分、15分までに先制するのは、もっとも好調だったときの東京の得意なパターン。

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