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【始動コラム第4弾】松田陸と小川諒也、定位置を狙う両翼「二年めのここで勝負しないと、という気持ちが大きい」(松田)「プロは多くのファンの期待に応えるべく、責任をもってプレーしなければいけない」(小川)(2015/01/25)

◆松田陸と小川諒也、定位置を狙う両翼「二年めのここで勝負しないと、という気持ちが大きい」(松田)「プロは多くのファンの期待に応えるべく、責任をもってプレーしなければいけない」(小川)

matsudariku

ogawa
1月17日の始動日。全国高校サッカー選手権大会への出場でそのプレー、名前、顔を知らしめた小川諒也に「高校選手権の悔しさから切り換えることはできたか」と訊ねると、次のように答えられた。

「準決勝に負け、決勝戦をテレビで観ているときがいちばん悔しかった。自分たちが勝てたはずなのに、という思いがあったんですけれども。そこから一週間のときが経ち、もう切り換えなきゃいけない。プロとして、いつまでも引きずっているわけにはいかないので、そこは切り換えました」

流通経済大学付属柏高等学校サッカー部をけん引する「高校サッカーの注目選手」であったのは、既に過去のこと。小平に足を踏み入れたときには、既に小川はFC東京の一員になっていた。

「これからは、お金をいただいてサッカーをするわけですし、それだけ、プロは多くのファンの期待に応えるべく、責任をもってプレーしなければいけないと、頭に入れてきました」

多彩、多才な、高度な対応能力を持つマルチロール。そう言いながらも、やはり先日の高校サッカー選手権準決勝に於ける先制ゴールに象徴されるように、試合になると攻撃面での活躍が目立つ。
しかし左サイドバックで固定して使われることが確定的な東京では、ましてマッシモ フィッカデンティ監督の許では、守備のタスクをこなし、戦術に適応しないと、出場機会が遠のいてしまう。

それは初日の練習からも十分に感じ取ったようだ。
小川は言う。
「イタリアの監督ということもあるのだと思いますが、位置取りについてこまかい指示がありました。守備のポジショニングは厳しく言われるのではないかと思います」

同様の課題は右サイドバックの松田陸にもある。
2014年はJリーグヤマザキナビスコカップ第1節に先発出場、4バックの右サイドバックで美しいクロスを放ち、アシストをマークした。また終盤戦、アウエーでの対ガンバ大阪戦では、3-4-3にフォーメーションを変更したセカンドハーフに、右ウイングバック(アウトサイド)で途中出場。太田宏介からのボールをゴールに叩き込み、プロ初ゴールをマークした。

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