青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【今週の小平】レポート◆対松本山雅FC戦を前に、マッシモ フィッカデンティ監督「前とうしろは決まっています」。前田遼一の初ゴールに高まる期待感(2015/03/26)

移籍後の公式戦初ゴールなるか

移籍後の公式戦初ゴールなるか

 

レポート◆対松本山雅FC戦を前に、マッシモ フィッカデンティ監督「前とうしろは決まっています」。前田遼一の初ゴールに高まる期待感

A代表に森重真人、太田宏介、武藤嘉紀、権田修一、U-22代表に奈良竜樹、中島翔哉を送り出し、故障によって平山相太と林容平が離脱しているFC東京。3月28日に迫ったJリーグヤマザキナビスコカップ第2節対松本山雅FC戦の先発メンバーを予想するのはふだんよりも容易で、マッシモ フィッカデンティ監督も「前とうしろは決まっています」と言うが、それでも未決の部分は残る。

迷っているのはどこか、と訊ねると、マッシモ フィッカデンティ監督は「特にナオですね」と答えた。
もし石川直宏が先発しない場合、フォワードは河野広貴、前田遼一、東慶悟となるだろう。しかし石川が先発するなら東は中盤でプレーすることになる。玉突き人事で変動する可能性があり、中盤のメンバーがどうなるかは読みにくい。

ディフェンスラインは右から徳永悠平、吉本一謙、カニーニ、丸山祐市となりそうだ。昨年、J2で松本と直接対戦した経験のある丸山と前田はそれぞれ相手の印象を次のように語っている。

「みんなまじめで守備がしっかりしている。速い攻めを仕掛けてくる」(前田)
「すごくシンプル。前に当ててセカンドボールを拾い、直接ゴールにつながる攻めを心がけている」(丸山)

J1に初めて昇格した松本は澄みきった挑戦者の志で試合に臨むだろう。いかに東京のタレントが上回っていたとしても、まとまりが弱ければ瓦解させられる。
しかし指揮官が選手たちに寄せる信頼は揺らいでいない。マッシモ フィッカデンティ監督は言う。
「チームとして、いままで一度も受け身になったことはありません。8人を欠いていますが、いまいる選手を信頼しています」

特に改善が見込まれるのは攻撃面だ。「(始動から)ここまでの期間ずっとコンビネーションを磨いてきました。連動するタイミングやクオリティは時間の経過とともによくなってきています。前田(遼一)選手ですか? 1点か2点かはわかりませんが、必要なぶんだけ獲ってくれるでしょう。ただし、たとえ点を獲らなかったとしても、献身性をもって勝利につながるプレーをしていたなら、それは評価されるべきだと思います」(マッシモ フィッカデンティ監督)

当の前田は26日、ゲーム形式の練習中に左からのクロスをヘディングで決めた。

(残り 2268文字/全文: 3340文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ