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【第2報】コメント◆権田修一「“次にこうしよう”と話し合える状況がポジティヴ」/Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ Aグループ 第5節 FC東京対ヴァンフォーレ甲府(2015/05/20)

コメント◆権田修一「“次にこうしよう”と話し合える状況がポジティヴ」/Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ Aグループ 第5節 FC東京対ヴァンフォーレ甲府

マッシモ フィッカデンティ監督や森重真人も言うように、前半45分間と後半の立ち上がりは完全な優位に立っていたFC東京。しかしセカンドハーフの多くの時間帯で甲府にスペースを与え、危険なカウンターを三回許した。後半21分のアドリアーノのシュートは守護神・権田修一が防いで事なきをえたが、後半40分の決定機では、甲府から見て左サイドを駆け上がってきた松本大輝のシュートを決められ1点を許した。
マッシモ フィッカデンティ監督は「大きな教訓になった。試合は締め(閉め)ないと大きなリスクを伴う」と言ったが、まさにこの失点が貴重な勝利に影を落としている。言い方を変えれば、反省材料を発見した勝利だということにもなりそうだが、はたして権田はどう捉えたのだろうか。
深い洞察がうかがえるコメントをお届けする。

○権田修一の談話

──この試合で後半に三回、危険なカウンターをくらい、失点する前の1対1で止めた場面がありましたけれども、組織で止められなかった場合にキーパーが止める、その「止めるクオリティ」を保てているという実感はありますか。
権田修一 保てていないからやられているんじゃないですか、結局。その言い方に沿えば、保てていないから失点している、ということになる。どういうかたちであれ、3本の被決定機があったら3本止めないといけないのがシュートですから「1点を決められてもしょうがないでしょう」ではありませんし、たまたま最後に1点が決まったからよかったですけれど、1-1で終わっていたらとしたら、どう考えても(防げなかったことは)よくはない。
「3本あったうち1本止めたから、おれの仕事はオッケー」ではなく、3本カウンターで喰らったのなら3本全部を止めるのが仕事であり、止めなければいけないし、止めきってはじめて仕事をまっとうしたことになる。あの失点でチームが危なくなったことはまちがいないですから、そこはこだわらなきゃいけないと思います。

──監督はきょうの失点を「教訓になる」と言っていました。勝った試合での失点への反省は、次の試合につながるものになる?
権田修一 失点したということは、勝とうが負けようが引き分けようが、何か原因があってのことなんです。それはまちがいない。

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