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【今週の小平】コラム◆マッシモ東京成長第二段階<攻撃>後篇/「まだまだチャンスの数が少ない」「(ゴールから)逆算しながらやっている」(中島翔哉)「攻撃だけが満足いっていない」(マッシモ フィッカデンティ監督)(2015/06/26)

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コラム◆マッシモ東京成長第二段階<攻撃>後篇/「まだまだチャンスの数が少ない」「(ゴールから)逆算しながらやっている」(中島翔哉)「攻撃だけが満足いっていない」(マッシモ フィッカデンティ監督)

<前篇からのつづき>

そのような観点から、マッシモ フィッカデンティ監督に、次のように訊ねた。
「“先を見通してやっている”と、おっしゃっていましたが、ファーストステージのなかで成長してきている部分もあると思います。最終節では、たとえば、守備に加えて攻撃もできるなど、これを見せたいというポイントはありますか」

答えはこうだった。
「攻撃だけが満足いっていなかったと思います。一年半やっていますけれども、けが人が多かったですし、ことしも最初の段階でけが人が何人か出ました。そのなかで耐えてこれたのはチーム全体、一人ひとりが(正しい)メンタリティをもってトレーニングに取り組んできた証です。いまは難しい状況になったとしても、継続性をもって結果を残すことができるチームになってきました。
一年間を見るというその意味は、ファーストステージに優勝したとしても、最終的には年間順位が大事になってくる。グローバル、全体的な観点で見ないといけません。ステージ優勝したチームは最後のトーナメント(チャンピオンシップ)に出る権限がありますから、最終的な順位(チャンピオンシップ出場資格を得る年間2位、3位)と変わらない部分はもちろんあります。
いつも言っていることですけれども、次の一試合を大事にしていく。最終的に順位がどうなっていくかはちがう話です。特に秘密があるわけではなく、大事なのは、次の一試合を、集中して、準備していくこと。次の清水(エスパルス)戦は17試合のうちの最後の試合になりますけれども、そのあとまた17試合があるわけですから。18試合め、19試合め。
成長した理由は、一つひとつの試合のなかで成長するだけの結果を残してくることができたから。特にアウエーではたくさん勝ちましたし。
前に進まないといけないですね。自分たちが歩んできた路を信じて」

武藤嘉紀がいなくなるセカンドステージ以降は攻撃陣の再編成が不可欠だ。そしてその一翼を担うかもしれないと、前節に貴重な同点ゴールを決めた中島翔哉が期待を集めている。

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