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【今週の小平】Preview◆後半戦の変化と対清水の要諦/丸山祐市、米本拓司、榎本達也、羽生直剛、マッシモ フィッカデンティ監督(2015/08/28)

Preview◆後半戦の変化と対清水の要諦/丸山祐市、米本拓司、榎本達也、羽生直剛、マッシモ フィッカデンティ監督

あす28日、FC東京はIAIスタジアム日本平に乗り込み、清水エスパルスと対戦する。年間順位で17位と降格圏にいる相手だが、マッシモ フィッカデンティ監督はいつものように気を引き締めた。
「角田誠や鄭大世など、清水はいい補強をしている。もともと若手のいい選手もいますし、いいチームです。いつも言っていることですが、わたしたちは順位表を見ない──相手を軽く見ません。メンタル、フィジカルのレベルがともに高くスタートから飛ばしてきますから、準備ができていないといけません」

相手を警戒する意識は、もちろん選手にも浸透している。
「前節引き分けたので、しっかり勝点3を獲って帰ってきたい。相手は下位のチームですから、受けて立ったらだめ。向こう以上の強い気持ちがないといけません。アイスタには復帰したり点を獲ったりと、いろいろな思い出がありますけれども、いいイメージを持っていられるように、また勝点3を獲って帰りたい」
米本拓司はこう言った。また、米本とともに中盤の一員となるかもしれない羽生直剛は「清水はメンバーを見たらいまの順位にいるチームではない。ハードワークできる選手、技術に長けた選手もいる。隙をつくってしまったらチャンスをつくられてもおかしくない」と言っている。
過去には何度も大前元紀にゴールを決められ煮え湯を飲まされている。清水は侮れる相手ではない。

ではその清水にどう立ち向かうのか。選手たちの口から出てきたのは、相手のインフォメーションではなく、自分たちが何をしてきたか、どう変化しつつあるかについての認識だった。
丸山祐市の言葉が象徴的だ。
「みんながうまく連動するようになった。攻守ともにコンパクトに保てている。前めの選手が絞ってくれることで守備の選手はラインを上げられるし、攻撃もうしろからしっかりビルドアップしている。以前はバーン、と蹴って拾うことが多かったのかもしれませんが、

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