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【無料記事第二弾】対アビスパ福岡戦前日コメント◆城福浩監督「あまり詰め込みすぎず、選手がフォーカスできるように、かつ選手が自分たちを見失わないように」浸透させた対策が奏功するか(2016/04/29)

◯城福浩監督の談話

――きのう(27日)までは攻撃、きょう(28日)は守備に取り組み、合わせてアビスパ福岡との試合に臨むということでした。準備は整ったようですね。
城福浩監督 福岡の映像はきょう(選手たちに)見せたので、具体策の確認はきょうになってから両方おこないました。ただ、攻撃と守備をいっぺんにはできないので、事前に攻撃を今週やってきましたけれども。あまり詰め込みすぎず、選手がフォーカスできるように、かつ選手が自分たちを見失わないようにと心がけてきています。福岡は3バックを用いることが多い。そうしたチームのやり方と個の特長は、みんなしっかり頭に入れてくれたと思います。

――やはり3バックのチーム特有の厄介さは念頭に入れておく必要がありますか?
城福浩監督 そうですね、やはり中央の人数が多いので、(対戦する)どのチームもスペースを見つける、あるいはつくるのに苦労しています。実際、前節のガンバ戦も、決勝ゴールが)79分でしたか、どちらに転んでもおかしくないゲームでした。宇佐美貴史選手の一発でガンバが勝利を挙げましたけれども、そのくらい(今節も)拮抗したゲームになると思っていますし、われわれが先に点を獲られて追いかける展開にしたくない。だからこそ長い距離を走ってくるシャドーの選手、スローインを含めてセットプレーに十分注意したいと思います。

――たしかに今シーズンの福岡は順位こそ低いですが、失点が非常に少ないです。甘く見たら、隙を衝かれてこちらが失点するかもしれず、危険ですね。
城福浩監督 浦和のときもポストにヘディングシュートを当てていますし(第3節前半44分、ウェリントンが亀川諒史のクロスを左ポストに当てた)、どの試合でも決定的なチャンスをつくっています。決めるか決めないかでゲームの様子が変わってくる(そのくらい際どいチャンスをつくっている)という意味では侮れません。ロングスローを投げる選手も多く、それに対してゴールに集結してくる勢いや工夫もチームとして有しているので、惑わされないようにしないといけない。われわれは前節、セットプレーでやられていますから、そこはほんとうに気をつけたいな、と。最高の集中で90分を戦わなければいけないと思います。

――自分たち、ということで言うと、結果は引き分けでしたが、前節の前に三つの要素を立てて、それぞれできたこともあったと思います。そこを踏まえて、今週また整理してわかりやすくもしたでしょうし、落とし込めてきているのではと想像しているのですが。
城福浩監督 結果としては、ぼくらは不満足です。まったく不満足ですけれども、冷静に、継続して積み上げていくものと、反省するべき点、この(前節からの次の試合までの)タームでクリアできる課題をクリアしていく、その繰り返しですから。対戦する福岡は、当たり前ですけれども、同じシステムでも甲府と少しやり方が異なりますし、個の特長も異なりますから、攻撃で何を意識するかが前節とは変わってくる。福岡には5バックになったときの強固さがあります。押し込んだときの(引かれた相手をなかなか崩せない)課題を自分たちは持っているので、相手が揃う前にどういう攻撃ができ、押し込んだときにどういうことをやるか、意識とかやり方だけでなく、迫力をもってゴールをめざしていくということを、もっともっとやらないといけないと思います。

 

 

 

 

 

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