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【無料記事】大金直樹社長「発信しないといけないと思っている」(2016/07/24)

城福浩監督の解任について、大金直樹社長が取材に応じた。

セカンドステージで1勝4敗という成績になるまでにもチームの分析はしていたはず。この監督解任という最終的な決断にいたった理由は何か。大金社長の答えは「年間順位」だった。
「とにかく成績ですね。年間で、ということです。この5試合を観てきて最終的に判断しました」

続投か解任かで情報が錯綜したことについての謝罪もあった。
「きょう、総合的に判断しました。昨晩の時点では白紙でした」

体制をあらためて再スタートするなら、目標を設定しなくてはならない。大金社長は「しっかりと目標を明確にして残り12節をしっかり戦う。もっとFC東京らしいひたむきなサッカーをしっかりやりたい。ルヴァン、天皇杯のタイトルを獲る」と言う。しかしこの現状からカップ戦とはいえタイトルを狙うというのはやや上方目標に過ぎる。「もっとFC東京らしいひたむきなサッカー」というプレーの質はよいとしても、シーズン前に立てた「優勝」という目標の達成が難しくなったいま、「残留」なり、もっと具体的な目標の設定が必要であるはずだ。

ファン、サポーターに向かって、下方修正した新たな目標を伝えないのかと訊くと、大金社長は「発信しないといけないと思っている」と答えた。
立石敬之GMの言葉によれば、遅くとも26日火曜日には新しい監督を任命するはずだ。まだ次期監督も決まっていない状態で考えがまとまらない面もあるだろうが、もうすぐ次の練習と公式戦が迫っている。できるだけすみやかに、クラブとしての姿勢をはっきりさせなければならない。

(以上)

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