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【無料記事】強度の高いトレーニングのあとは午後のBBQ決起集会! 一丸となって戦う篠田東京(2016/08/02)

○ともに食卓を囲む

8月2日、FC東京は午前練習ののち、午後から選手とスタッフ、チーム職員によるバーベキュー形式の食事会をおこなった。会の冒頭、立石敬之ゼネラルマネージャーは「このチームは残りの半年間をかけて変わっていく。そのチームにあって、一人ひとりが今シーズンの原動力になったと言えるようになっていてほしい」と語りかけ、奮起を促す。食事が始まると、霜降り肉の宮崎牛に、どの選手もすなおに舌鼓を打ち、話を弾ませて親睦を図っていた。

篠田善之監督は「クラブのほうでこういう機会をつくっていただいてありがたい。広報の方や事務所の方、洗濯、芝の管理に携わっている方などと話す機会はそうないですから、選手たちもすごくうれしかったと思うし、みんながんばらなければいけないと感じたと思います」と感謝の念を述べた。

○強度の高いトレーニング

相手にとって危険な領域を制するべく、ゴールキーパー左のスペースを狙い進入していく高橋秀人。キーパー圍謙太朗をかわすと同時にそのスペースを攻略、キーパーを抜ききった状態で迎えた最後のシュートは、丁寧に流し込むだけだった。攻撃の選手がいいところまで行きながらバーに弾かれたりシュートを外したりするなか、トレーニングの目的をよく理解したゴールだった

相手にとって危険な領域を制するべく、ゴールキーパー左のスペースを狙い進入していく高橋秀人。キーパー圍謙太朗をかわすと同時にそのスペースを攻略、キーパーを抜ききった状態で迎えた最後のシュートは、丁寧に流し込むだけだった。攻撃の選手がいいところまで行きながらバーに弾かれたりシュートを外したりするなか、トレーニングの目的をよく理解したゴールだった

午前練習は9時30分からおこなわれた。
ランニングののち、ふたり一組でヘディングも折り込んだ対面パス。
次に3対1の鬼廻し、2チーム対1チームの鬼廻しと進んでいく。
ボールに慣れたところで、たっぷりとランニング。最後はハーフコートの4対4をおこなった。
「ゴールをすれば終わりだから!」と、篠田監督が声をかける。そこに入れればゴールに直結するフィニッシュができるというポイントに、手早く、手数を少なく、ボールを入れることがポイントだ。
また「強度」についても強調された。プレッシャーのないディフェンスをすればすぐに篠田監督がゲームを止めて注意を促す。しっかりとプレッシャーをかけた守備と、危険なスペース、ゴールできるコースにボールを出し、あるいは自分が進出して相手ゴールを陥れることが重要なトレーニング。
すべてのメニューを終えた選手たちは疲労困憊のていだった。

手数少なくゴールを決めるためのトレーニングかと訊ねると、篠田監督はこのトレーニングの狙いを次のように語った。
「いちばんはそこです。ゴールを奪うときは相手より先に反応したり、相手より前に入る強い動きが必要になってくるので、そこは逆に守るほうがついてこないといけないし。そこのスペースを4人がどうやって埋め、どうやって飛び出すかをやってもらいました。もうひとちはフィジカル的な部分。きょうは(今週の)立ち上げなので、有酸素系、最後はパワー系をちょっと入れてコンパクトにやりました」

もはや視線は対アルビレックス新潟戦から、次節の対ジュビロ磐田戦に向かっている。
篠田監督は言う。
「選手たちはしっかりと意地を見せてくれました。内容は置いておいてそこは表現できたと思いますが、もう終わったことなので。いまは磐田のことをみんなでしっかりと考えていきたいと思います」
一戦必勝なら負けない強さを感じさせた篠田東京。中位のライバルとなるジュビロ磐田に勝ち、さらに上位をめざしてほしいものだ。
(以上)

よくないプレーがあれば、即座に止めて厳しく指摘する篠田善之監督

よくないプレーがあれば、即座に止めて厳しく指摘する篠田善之監督

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