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【有料記事/J1_2nd第10節第2報】田口泰士の躍動を許し1点を先行された東京。中島翔哉ら途中出場の力を活かして引き分けに持ち込む(2016/08/28)

8月27日、FC東京は豊田スタジアムで名古屋グランパスと対戦し、1-1で引き分けた。
前半45分にこぼれ球を押し込んだ野田隆之介のゴールで名古屋に先制を許したが、後半46分に中島翔哉の豪快な右足シュートで同点に追いついた。

◯放り込む名古屋

ボスコ・ジュロヴスキー新監督が率いる名古屋は、小倉隆史前監督末期の5バックではなく4-3-3を採用、チームの重心を前に置いて攻撃を促そうとしてきた。
3トップの左、永井謙佑はそのまま左をえぐってくるが、右の川又堅碁はやや中に絞って野田隆之介と2センターフォワードに近いポジショニング。空いた右のスペースに磯村亮太が再三上がってきてクロスを入れ、これを長身の野田か川又どちらかに当てることができればチャンスになると言わんばかり。時には左サイドバックの安田理大も上がってくる。そこに中盤の田口が絡む。バイタルエリアの辺りで東京の守備陣に掴ませない位置を浮遊、前線に入ってきたボールに関与してはペナルティボックス内に分け入った。
オートマティックな磯村、永井、野田、川又+安田に加えて変化をもたらす田口が具体的に脅威となったのは前半34分。左にいた安田のパスを受けた田口は永井に預けながらゴール前中央付近へとまわり込むように走り、リターンを受けてシュート。これは枠を逸れたが、前半45分に効果が出た。安田がマイナスに戻したパスを受けた田口がシュート。これは東京ゴールキーパー秋元陽太が弾いたが、こぼれ球を野田が左足で押し込み、先制点を挙げた。終始、田口に躍動を許した結果だった。
右の磯村が一枚余っていたのは、

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