青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【有料記事】どうなるボランチとセンターバック。ルヴァンカップ準々決勝第1戦の陣容は?(2016/08/30)

ボランチでの出場機会が増えてきた田邉草民。

ボランチでの出場機会が増えてきた田邉草民。

橋本拳人も調子を上げてきた。ボール奪取能力は高い。

橋本拳人も調子を上げてきた。ボール奪取能力は高い。

FC東京U-23で共存する野澤英之と鈴木喜丈は、トップチームではボランチの座を競う。

FC東京U-23で共存する野澤英之と鈴木喜丈は、トップチームではボランチの座を競う。

罰ゲームのモーションを指示して周囲にウケる中村忠コーチ。

罰ゲームのモーションを指示して周囲にウケる中村忠コーチ。

ボールを廻している輪の外から「ヘルパー」という役割でボールを奪いに行く吉本一謙。

ボールを廻している輪の外から「ヘルパー」という役割でボールを奪いに行く吉本一謙。

FC東京は8月31日、味の素スタジアムにアビスパ福岡を迎えて2016JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦に臨む。J1セカンドステージ第10節から中二日、日本代表招集中の森重真人と丸山祐市を欠く東京は、どのように先発の11人を選ぶのか。

◯ボランチと最終ライン

森重と丸山が不在のセンターバック、その一角に吉本一謙が入ることは確定として、29日の練習を終えた時点ではパートナーが決まっていなかった。吉本も「誰と組むかがわからないので、厳密な意味では試合のイメージがわかない」と当惑気味だ。
現状のメンバーをできるだけ動かさずに11人を揃えるには、吉本の相方にセンターバックが本職の選手を用意することだ。この条件にはJFA・Jリーグ特別指定選手の山田将之と来季の加入が内定しているFC東京U-18の岡崎慎が該当するが、彼らを先発させるのでなければ、他のポジションの選手にセンターバックを任せるしかない。
サイドバックの徳永悠平がセンターに入る場合は右サイドバックに室屋成、左サイドバックに小川諒也という最終ラインになりそうだ。このケースではボランチを高橋秀人と田邉草民のままにできる。
いっぽう、高橋をセンターバックに置いた場合は室屋が右サイドバック、徳永が左サイドバックを務めて最終ラインの守備は堅くなる。そしてボランチは田邉+誰かの組み合わせに。この“誰か”は全体練習に復帰したばかりの橋本拳人か、名古屋グランパスとのアウエーゲームで途中出場した梶山陽平か、一時的に体調を崩していた野澤英之か、マルチな戦術職人の羽生直剛か、それともFC東京U-18の鈴木喜丈か。ヴィッセル神戸との試合で熱中症になっていた野澤にはその試合を「倒れるくらいの気持ちでやろうと思ったら、ほんとうに倒れちゃった(笑)」と振り返る余裕があり、橋本は橋本で、鬼廻しの練習で輪の外から飛び込み鬼側を助ける「ヘルパー」を務めた際に次々にボールをかっさらうほど好調を見せている。
いろいろな可能性があるにせよ、経験と実績を考慮すれば徳永案か高橋案に落ち着きそうだが、いずれにしても、ルヴァンカップ準々決勝二試合を通してディフェンスリーダーとなりそうな吉本が鍵を握ることはまちがいない。

▼選手たちの声

誰がどのポジションで出場するのかは不確定ながら、リーグ戦とは異なる新たな大会に臨み、今シーズン2敗しているアビスパ福岡にどう立ち向かうのか、ボランチまたはセンターバックに関係する羽生直剛、徳永悠平、高橋秀人、吉本一謙、野澤英之、そして篠田善之監督に話を訊いた。

◯吉本一謙の談話

(残り 4027文字/全文: 5585文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ