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【有料記事】Preview◆攻守のバランスをとれるか篠田東京。好調の河野広貴と東慶悟も守備の意識をあらためて強調(2016/09/30)

日本代表に選出された森重真人は「このところ勝てていないので勝利したい」と端的に決意を述べるとバスへ乗り込んだ。

代表招集のためあすのJ1リーグvs.広島戦を最後に東京から離脱する森重真人は「このところ勝てていないので勝利したい」と端的に決意を述べるとバスへ乗り込んだ。

9月30日、FC東京は小平グランドで非公開練習を実施し、遠征地の広島に向けて出発した。練習終了から出発までの時間が短いタイトなスケジュールで、取材対応も出発直前の室内のみとなった。

ボランチやセンターフォワードなど選択が難しいポジションについて、篠田善之監督は「まだ決めていません。あしたのミーティングで話します。それまではわかりません」と、回答。前節のメンバーを踏襲しないかもしれない含みを残した。

この日、久しぶりに小平を訪れた米本拓司に、篠田監督は「外から見えることについてはチームに還元してほしい」と話したという。ボールを蹴りたくとも蹴ることができないヨネのぶんまで……との気持ちは、チームメイトが共通して抱いているものだ。
「彼が思っていることもパワーに変えるようなゲームにしたいと思います」
米本は小平に戻ってきての挨拶をすると「みんなの力になりたい」と言った。7番の存在が発奮材料となるのかもしれない。

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リオオリンピック終了後、負傷のムリキに代わって左サイドハーフに入った中島翔哉が攻撃の牽引役となっていたが、ここに来て河野広貴が看板と言えるほどに輝きを増してきている。プレスバックなどのハードワーク、バランスをとるポジショニングで「バランサー」を自称していた河野は、自身が「調子はよくなってきましたね。ようやく」と言うとおり、組織の一員として求められるタスクをこなしつつ、チャンスをつくりフィニッシュに絡んでいる。
J1セカンドステージ第1節vs.サガン鳥栖戦以来のゴールを第11節vs.湘南ベルマーレ戦と第13節vs.ガンバ大阪戦でマークした。ゴールシーンを含め、河野のシュートは低く抑えて撃つものが多い。
「そうすね、浮かないように。あまりパンチがあるシュートは撃てないので、

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