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【無料記事/J1_2nd第15節第2報】コメント◆篠田善之監督試合後共同記者会見「鹿島の背中に少し近づけた」(2016/10/22)

◯総括
立ち上がりから締まった、ほんとうにいいゲームだったと思います。きょうの鹿島を相手にスペースを与えなかったし、前線からのプレスもうまく、全員がハードワークして勝点3を獲れたと思っています。狙いとしていたショートカウンターも実際ゴールまで行けたし、セットプレーのゴールも全員の高いモチベーションというか、鹿島をどうにか倒したいという思いでリーグ再開の1週間、2週間をしっかりトレーニングできて、ほんとうに結果を出せてよかったと思います。
もちろん、2-0で終われたり3-0にできたら(さらに)よかったんですが、まだまだああいうミスもあるし、ゲームの終わらせ方だったり、もっともっとよくなる要素はたくさんあると思うので、これからまた一週間準備をして、次のゲームに向けてやっていきたいと思います。

◯質疑応答
──きょうのチームはいろいろなものが整ったように見えました。この二週間どのようなトレーニングを重ねてきたか教えていただけますか。
篠田善之監督 いちばんは、強いプレスに行くためにどういう距離でどういうタイミングで行くかということと。選手たちもずっと言ってきているのは、切り換えの速さはどこにも負けちゃいけないし、一瞬の油断で入れ換わることもあるだろうし、そこの切り換えだったりとか。プレスに行くためにはラインを高く保たなければいけないし、フォワードに入ったときにセンターバックがしっかりとプレッシャーに行けるように、あるいはボランチがプレスバックをして挟めるように、そういうことを意識しながら、いろいろなトレーニングをしました。ちいさいグリッドだったり、(コートの比率を)縦長にしたり、いろいろな工夫をやってきました。
でも、ずっと継続してやっていることを、引きつづき注意深くやったかな、と思います。

──河野選手の状態は。
篠田善之監督 少し足首を、ひねったというよりはロッキングされてグっとなったというか、もともと足首が弱いので、どのプレーかはまだ聞いていないんですけれども、自分から前半の途中で(けがを)言ってきた。「でも大丈夫です」と言いながら引きずっていたので、もう替えました。これからまた様子を見たいと思います。

──初めて来たサポーターにどんなものが伝わったらうれしいですか。
篠田善之監督 初めて観た、というより、きょう来てくれたみなさんに関しては、今週ビラ配りをしてくれたりとか、クラブとしても観客動員を増やそうと努力をしてくれている、そのサポーターの前では、躍動感あるスピーディなサッカー、そして勝利を見せたいと思ってやってきました。それを感じてくれたかはわかりませんけれども、少なくともいいゲームができたし、いつも鹿島の背中を見ながら追いつけるかどうかをやってきました。
でも、きょう勝ったからと言って追いついたわけではなく、少し鹿島の背中に近づけたんじゃないかというくらいのゲームだったと思うし、観ているひとがどう思ったかということは、また次にこのスタジアムに足を運んでくれるかどうかでわかると思うので、このチームでは継続してこのやり方をやっていきたいと、ぼくは思っています。

──今シーズン、ここまでのベストゲームだという思いはありますか。
篠田善之監督 最低限、こういうゲームを常にしたいという思いはあります。でも、もっとできるし、もっとやらなければいけないことがある。彼らのクオリティをどうピッチで表現できるかということもぼくの仕事になると思うので、チームとしてのよさと、いまいる選手たちのよさを出せるようにしたい。ベストゲームかどうかはわかりませんけれども。ちょっときょうは胃が痛いので、自分がベストじゃないかなと思います。ははっ(笑)。胃の痛いゲームでした。

──石井正忠監督が「FC東京に上回られた」と言っていたのですが、どう思われますか。
篠田善之監督 ほんとうに、すなおにうれしいです。鹿島のようなチームになりたいし、クラブになりたいし、ぼくも先頭に立って鹿島の背中を追いかけてやっていきたい。石井監督にはほんとうにお世話になったので、同じようにその背中を追いかけられるように、ぼく自身もがんばりたいと思います。

 

 

 

 

 

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