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【有料記事】新体制発表を前に、編成について考えてみる(2017/01/13)

FC東京は明後日の1月15日に始動日を迎える。そしてその二日後から始まる13日間の沖縄・国頭キャンプと9日間の宮崎・都城キャンプを終えると、2月25日のJ1リーグ開幕戦まで二週間しかない。まだトップチーム編成の正式発表前で少し気が早いが、そう遠くはない開幕に向け、2017シーズンの新しいチームについて考えてみよう。

◯ボランチ

言うまでもなく懸案事項はボランチ。梶山陽平と田邉草民によって席を埋めることはできるが、高橋秀人が抜けた以上、米本拓司と橋本拳人が完全な状態で戻ってくるまでは手薄になる。現在、獲得に動いているとされる選手をモノにできれば、一転して隙のない陣容になるとも言えようが、ここの補強が後回しになってしまっている感は否めない。
人手不足だからと、たとえば東慶悟を一列下げるようなコンバートは、しないほうがよいのではないか。適材適所が現状のチームのいいところ。ボランチの不足は、あくまでも補強で解決しないといけない。課題とされてきたプレーメーカーの在、不在についても補強が終わらないとなんとも言えず、朗報を待ちたいところだ。
好材料はボランチとして大きく成長した田邉の存在。機動力がありボールを運ぶ巧さがある田邉が、守備力も向上させたことで、中盤の安定感が増している。2011年のJ2でも低い位置からボールを運びポゼッションサッカーの成立に貢献していたが、あのときよりも力強い。後々発生する米本や橋本との競争が楽しみとも言える。

◯サイドバック

サイドバックについては期待と不安が交錯する。
太田宏介の加入により、左利きのふたりによって左サイドバックの座を争うことができるようになったのは大きな利点だ。昨年末の天皇杯準々決勝では右を本職とする徳永悠平を先発させ、

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