【有料記事】前向きなサイドバックたち~室屋成、小川諒也、柳貴博(2017/01/18)
太田宏介の復帰により、右に徳永悠平、左に太田と、強力なサイドバックが両サイドに揃った。後輩たちにとっては厳しい環境だ。しかし室屋成、小川諒也、柳貴博といったこれからの選手たちが下を向く様子はない。表情を引き締めつつ、みな前向きに、2017シーズンの始動を迎えていた。
室屋は背番号を6から2に変えた。6を太田に差し出しつつ、徳永から2を譲ってもらう恰好になった。
「(太田)宏介くんが帰ってくるというので、(徳永)悠平さんが“たぶん宏介は6番がいいと言うだろうから、(室屋)成は2にしたら”と」
先輩の気配りだった。
年長者としての自覚が、徳永にはあるようだ。
「悠平さんは“おれは22をニュウさん(羽生直剛)のぶんも思ってつけるから”と言ってくれたんです。だから背番号は自分で選ぶことができたんですけど、2か6のどちらかであればよかったし、そこまでこだわりはなかったので、2にしました」
徳永の配慮を、意気に感じた。
サイドバックということもあり、過去に所属してきたチームで、室屋の背番号はいつも2か6だった。2に不服はない。昨年、左右のサイドバックとして先発し、一定の役割をはたすことができたからこそ、2か6かを選べる状況を手に入れたとも言えるだろう。
だが、ことしはそれをベースにもう一段階上をめざさなくてはならない。
「もちろん、昨年よりも全体的な高いパフォーマンスを発揮しないといけない。どれが、というのではなく、
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