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【有料記事/宮崎・都城キャンプ】Kリーグ王者FCソウルの支配力に圧されながらも大久保嘉人のPK得点を守り完封勝利。大久保「このチームはもっと変わると思うし、絶対強くなる」(2017/02/08)

心理的プレッシャーのかかるPKを決め、試合中にも大きな声で要求し、チームが甘くならないよう激しさを醸し出す大久保嘉人。1本め43分には相手ショートコーナーからのピンチを猛烈なスライディングタックルで防いだ。

心理的プレッシャーのかかるPKを決め、試合中にも大きな声で要求し、チームが甘くならないよう激しさを醸し出す大久保嘉人。1本めの43分には相手ショートコーナーからのピンチを猛烈なスライディングタックルで防いだ。

大久保のPKは相手キーパーの逆を衝いた。冷静なキック。ボールはゆっくりとゴールに吸い込まれた。

大久保のPKは相手キーパーの逆を衝いた。冷静なキック。ボールはゆっくりとゴールに吸い込まれた。

FCソウルの注目選手、オスマールに襲いかかる高萩洋次郎。

FCソウルの注目選手、オスマールに襲いかかる高萩洋次郎。

2月8日、FC東京は昨シーズンのKリーグクラシック王者FCソウルと45分×2本の練習試合をおこない、1-0で勝利を収めた。ミスが目立つ東京は、シンプルにパスをつないで攻めてくるソウルに押し込まれながらも相手に得点を許さず、0-0で折り返すと、2本めの22分に大久保嘉人が相手ゴールキーパー、ユ ヒョンの逆を衝くPKで先制。残り5分となったところで篠田善之監督は吉本一謙を投入、3-4-3の布陣に移行して逃げ切りを図った。
「きょう、急にやった」と篠田監督が言うように事前の打ち合わせにはないアイデアだったが、守備網を崩されあわやPKを与えそうなピンチを招いたものの、結局無失点に抑え、1-0でタイムアップの笛を迎えた。
強い相手を迎え、なかなか思いどおりにならないゲームで何ができ、何ができないのかを確かめること自体が目的のトレーニングマッチとすれば、歯ごたえのある一戦だった。

◯布陣
先発は林彰洋、徳永悠平、森重真人、丸山祐市、太田宏介、高萩洋次郎、梶山陽平、河野広貴、東慶悟、中島翔哉、大久保嘉人。2本めも同じメンバーでスタートし、16分に河野と梶山が下がって永井謙佑と田邉草民がイン。35分には太田に替わり室屋成が左サイドバックに入った。40分には徳永との交替で吉本一謙が最終ラインに入り、3バックに移行。永井が右ウイングバック、室屋が左ウイングバックというかたちになった。3バックになった最後の時間帯、守備の枚数は多いが急造のせいか相手の進入を許し、決定的なピンチを招いている。今後のすり合わせが求められる。

◯大久保嘉人の談話

一次キャンプに比べたら、よくなってきたと思います。でも、まだまだ改善するべきところはいっぱいある。ディフェンスの部分はみんなすごく意識している。もともとそういうチームなので、できているんですけど、攻撃になったときに、前に人数をかける。前に人数をかけて、そこでうまくいかなくても、うしろでみんなにディフェンスの意識があるから、たぶんやられることはあまりないと思うんです。いままでのFC東京というイメージをなくして、またちがったチームというかたちで行ければ、このチームはもっと変わると思うし、絶対強くなると思う。きょうもチャンスがあって何点入ってもおかしくなかった。いまの時点でFCソウルはキャンプも長く完成している。その相手にしぶとく1-0で勝てたことには自信を持っていいし、(いままでとは)またちがったFC東京なんだという気持ちになって、

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