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【有料記事】J3第3節Preview1◆ウラへの攻撃と堪える堅守で初勝利を掴めるか、FC東京U-23(2017/03/23)

頭髪を染めたユ インス。韓流スター感が漂う。

トップチームのコーチとして練習を見守りながら、山田将之などのU-23メンバーに声をかける中村忠FC東京U-23監督。

J3第1節でのプレー内容を評価されてルヴァンカップグループステージ第1節に出場したうちのひとり、柳貴博。競争原理によってチームを活性化させるためにも、彼のような若い選手の奮起が必要だ。

J1が中断期間中の今週末、FC東京トップチームの公式戦は3月25日のJ3第3節vs.SC相模原戦のみとなる。基本的には前節のように23歳以下の選手とFC東京U-18の混成部隊で臨むことになりそうで、23日の小平は、通常どおりひとまとまりになって全体練習に励むなか、FC東京U-23メンバー候補たちにファン、サポーターの耳目が集まった。

J3第2節vs.藤枝MYFC戦で今シーズン初ゴールをマークしたユ インスは、ほぼハーフコートのサイズでおこなわれたゲーム形式のトレーニングで、ペナルティボックスの右側から左隅に決めるゴールを挙げて変わらぬ得点感覚をアピール。ことしはボランチでもプレーしているが、サイドハーフやフォワードでのトップチーム出場をめざし、結果を積み重ねていきたいところだ。
金色となった髪の毛はオフ期間に染めてきたのだという。目立つ頭部同様、輝くような存在になるのだろうか。

開幕戦が無得点だったことを考えれば、第2節の1得点は進歩の証と言っていいだろう。中村忠FC東京U-23監督は前節試合終了後の共同記者会見で、どのように攻撃の改善がなされたかを次のように語っていた。
「前節(第1節)では長いボールが少し多くなってしまった。その反省から、ボールを受ける意識を持ち、相手の高いラインの背後に生じるスペースをうまく使おうと、ゴールキーパーからも長短を織り交ぜた短いボールが送られた。全員がボールを受けて攻撃に参加するという意味では、立ち上がりからトライしてくれたのかなと思います」

ユ インスのゴールは後半4分に生まれている。セカンドボールへの対応とともに、中村監督はウラをとることを強調して選手を送り出していた。
「相手のラインが非常に高く、そのウラという意識を強調。相手の浅いラインのウラに走り込んでの得点が生まれました」
U-20日本代表のドイツ遠征で波多野豪だけでなく久保建英も欠く次節、チームとしてこのような意識を共有できるか否かが、相模原攻略のカギを握るのかもしれない。

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前節も得点できてはいたが、

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