【有料記事】林彰洋、“安定感”を携え古巣との一戦に臨む（2017/03/30）

2017年03月30日 12時19分　
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俊敏で的確な身のこなし、コースを制限する駆け引き、守備組織づくり、クロス対応……さまざまな面での日々の進歩が“安定感”となってあらわれている。

サガン鳥栖が等々力陸上競技場に乗り込み川崎フロンターレと戦ったJ1第2節の試合後、今シーズンから鳥栖のゴールを守る権田修一と話す機会があった。鳥栖は川崎の強いプレッシングと巧みなボール支配に苦しみながらもこれを押し返し、1-1に追いついての引き分け。攻撃面では権田の速く強く遠くに飛ぶ正確なフィードが有効打となっていた。この点について触れると、権田もフィードがいいことは自覚しているようだった。まちがいなくFC東京との一戦にも、シュートストップとともに明確な武器として携えてくるだろう。

ではその権田に対し、われらが新守護神の優れているところは何か。林に訊ねると、答えはこうだった。
「ぼくはいまやっているプレーを継続して、どれだけ安定感をもたらしていけるかだと思っていますし、たいして意識をしているということはないですけれども、昔から（ともに代表などで）やっている仲なので、もちろん勝ちたいと単純に思いますし、中断期間空けということもあり、ここから乗っていけるか、チームとしてもこの1勝があるかないかにかかっていると思います。どれだけ集中できるかが大事になってくると思います」

安定感というキーワードは、序盤の東京を語るうえで欠かせないものだろう。林は以前よりも安定を増していて、それが不安定だった東京というチームにも安定感をもたらしている。ただ、このキーワードについて重ねて訊ねると、

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