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【有料記事/J1第14節】大久保嘉人ドッピエッタ! 変革の兆しを見せる東京、日本平で清水への逆襲に成功(2017/06/04)

6月4日、FC東京はIAIスタジアム日本平でJ1第14節に臨み、清水エスパルスを0-2で下して4試合ぶりの勝利を挙げた。
後半23分、相手フリーキックからのカウンターとなった場面で、ピーター ウタカからのボールを受けた中島翔哉が大久保嘉人に絶妙なスルーパス。チアゴ アウベスをかわしてゴールキーパーと1対1になった大久保の許にふたりの相手選手が寄せてくるが、これをものともせずにゴール右隅へと正確に決めた。
さらに後半39分には、東慶悟が自陣側センターサークル辺りでボールを奪ってからじっくりと展開。大久保が髙萩洋次郎の位置まで下がりながら、そこからゴールに迫るパスワークを見越してダッシュ。相手陣内に攻め込んでいく。そして今度は大久保が中島にお返しとばかりにスルーパス。中島からパスを受けたピーター ウタカのシュートは至近距離でブロックされるが、このこぼれ球を拾った東がクロスを入れると、バックヘッドのようにひねって流し込む。
2点のリードを奪った東京が優位に立つと清水にもはや反撃する余力はなく、試合はそのまま終了。中断期間前最後の試合で勝点3を獲得、篠田善之監督は「シーズンが半分終わった時点で上位に喰らいついていられるようにしたい」と言い、今後に期待を込めた。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

風下側となったファーストハーフの45分間は相手に圧される時間帯もあったが、風上に立ち、プレッシャーが緩くなったセカンドハーフはほぼ東京が制圧。得点すると余裕が出たのか、それまでの攻め急いでいた様子もなくなり、さらに巧くボールを廻せるようになった。試合後の共同記者会見で篠田善之監督は「いろいろなことが見えたゲーム」だと言ったが、
まさに変化があったところと変わっていないところ、変わらなければいけないところと原点に立ち返ったところ、様々な面が浮かび上がった試合だったのではないか。
なんとかして東京陣内の奥深くにボールを運びたい清水に対し、

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