【有料記事】J1第15節Preview◆焦れない試合運びで堅守のマリノスに立ち向かう東京。齋藤学を止め、中島翔哉を活かすことができるか(2017/06/17)
◯サイドの攻防
あす6月18日、FC東京はホーム味の素スタジアムに横浜F・マリノスを迎え、J1第15節を戦う。
マリノスはサイドに齋藤学とマルティノスを擁するが、東京はどのように立ち向かうのか。守備的な選手をサイドに配置する変化をつける手もなくはないが「相手のこともあるけれども自分たちがどうしたいか」という篠田善之監督の言葉からは、相手に合わせるのではなく自分たちの組織が有機的に動くようなメンバー編成をしたいという考えが伝わってくる。
「齋藤学とマルティノスはボールを運べるし、スペースがあればあるほど彼らは生き生きするだろうから、そういうプレーを遅らせるようなことをしたい。個人というよりはグループでそれをやって守れるといいと思います」
篠田監督はサイドの守備についてグループを強調しているが、右サイドバックの室屋成は加えて個人としても自信を覗かせている。
「(齋藤学は)マリノスの攻撃のいちばんのストロングポイントだと思うので、まず止めることが大事。1対1など自分はその守備が特長だと思っているので、すごく楽しみ。しっかり止めたい」
守備に偏りすぎることなく、攻めるときは攻める。そのときに室屋は重要なピースになるのではないか。
◯ブロックで守る時間もつくり、辛抱強い試合運びを
東京もマリノスもともに失点13。ヴァンフォーレ甲府と対戦したときのように、序盤であっさり得点できるかもしれないが、堅守のチーム同士、ロースコアで推移する可能性は低くない。守備力の自信を前提として、じっくりと守りながら90分間のなかで1点を狙うサッカーをすることもできる。
実際、東慶悟は「(マリノスとは)毎年、堅い試合になる。相手はカウンターのチームなので、お互いそんなにいいかたちができないまま試合が進む印象がある。焦れずに守るときはしっかり守り、また攻撃に転じるというメリハリをつけてやっていければいい」と見通しを立てている。また篠田監督も「マリノスとやるときはだいたいがまん比べ。手堅い試合になると思うので、
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