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【有料記事】J1第16節Preview◆自ら招いた困難な状況を克服できるか。今後の行方を占うヤマハ決戦~森重真人、篠田善之監督(2017/06/24)

FC東京はあす6月25日、ヤマハスタジアムでジュビロ磐田とJ1第16節を戦う。
リーグ戦の折り返しまであと二試合。序盤の対上位戦をまずまずの戦績でくぐり抜けたものの、序盤に中位以下に沈んでいたチームが瞬く間に調子も順位も上げ、気づけば強敵だらけの団子状態の順位表にあって、東京は勝点を伸ばしきれないまま前半戦の最終局面を迎えてしまった。前節のvs.横浜F・マリノス戦に敗れたばかりか、天皇杯でもAC長野パルセイロの軍門に下り初戦敗退。ACL出場権獲得ルートをひとつ潰した事実もチームに重くのしかかる。
現在2位のセレッソ大阪と当たる第17節が難しいゲームになるのはもちろん、2連勝中で好調の磐田が楽に勝てる相手ではないのも確かだ。
この状況に、練習場である小平グランドには重苦しい空気が漂っているが、言い換えれば公式戦2連敗がお灸となっている証でもある。23日の小平では、前日に引きつづき大久保嘉人が河野広貴らと延々居残りのシュート練習をおこなっていた。何を言っても言い訳にしかならないいま、顕現してきた危機感と責任感を実際のパフォーマンスとしてあらわすには、練習以外にない。
全体練習ではいわゆる“崩し”の要素を採り入れた攻撃練習も目についた。いつも取り組んでいることとはいえ、そこが少し強調されていたのは、やはり得点力不足を認識しているからだろう。

内容はよかったが得点できなかったJ1第15節vs.横浜戦と、得点力云々以前に内容が悪かった天皇杯2回戦vs.長野戦とでは、内包する問題が異なるが、共通しているのは相手ゴールを割れなかったことだ。そこを解決するしかない。

森重真人は現状について、次のように語っている。

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