【前半無料!有料記事】リッピ ヴェローゾ2試合連続ゴールなるか! 新外国籍選手が加わったFC東京U-23、西が丘で北九州を迎え撃つ! リッピ「若くとも士気は高い。気持ちの入ったプレーで勝ちたい」(2017/07/21)
20日の小平での練習は見ごたえがあった。FC東京U-18メンバーを多く交えた国内組がJ3第18節のvs.ギラヴァンツ北九州戦に備え、緊張感のあるトレーニング。新加入のジャキットが周囲を「すげえ」と唸らせるゴールを決めれば、リッピ ヴェローゾもナイスなループシュートでゴールを決める。ジャキット→リッピ ヴェローゾと渡ってのスルーパスから、長身ながらウラへの飛び出しを得意とする原大智がゴールを決めたシーンには、新パターン開拓の鉱脈があるのではとすら感じられた。
ことJ3に関しては補強が効果的に働いているようだが、注目されるのはジャキットに先んじて前節、初出場初ゴールをマークしたリッピ ヴェローゾだろう。ルーカスさんに連れられてやってきたこの若者は、ルーカスさんが去ったあとも小平によくなじみ、まじめに練習に励んでいる。
FC東京U-18の草住晃之介をトップチーム登録するなどあす22日へ向けた動きが活発化、若い選手が多くなりそうな気配が漂うなか、2戦連発の期待がかかるリッピ ヴェローゾが、飯野一徳通訳を介して取材に応じた。
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「前節はデビュー戦をいい結果を飾りたいと思い試合に臨みました。もちろんプロとしてのデビュー戦は過去に済んでいるわけですけど、日本でのデビュー戦ということで、不安と緊張を抱えながらもモチベーションを高揚させていました。アディショナルタイムを合わせて15分間くらいのプレーでしたけれども、得点という結果を残すことができてほっとしています。小平で自分なりにきつい練習を重ねてきていましたが、その成果が出て報われたと思っています」
J3第17節、FC東京U-23は0-6でガイナーレ鳥取を粉砕した。後半40分にその4点めを決めたのが、後半36分から出場したリッピ ヴェローゾだった。抜け出したとはいえ、ゴールキーパーにコースを限定されていた局面。からだを傾けながら、左足で技ありのゴールだった。もはやダメ押しといった感じで、その後の2点を呼び込んだ感もある。
フィニッシャーとしての資質がありそうだ。練習でもいいゴールを決めているが、しかしリッピ ヴェローゾに、必ずしもエゴイスティックにゴールを決めようと考えているフシはない。
「シュートもパスもどちらも得意だと思っていますけれども、それはもちろん状況によりけりで、自分より状態のいい味方がいたらパスをします。ゴールを決める、その1点は、私が決めようとほかの選手が決めようとチームの得点ですから。チームが得点を挙げるということが重要です。チャンスがあれば自分でゴールを決めたい気持ちはありますが」
練習で見せた原へのすばらしいスルーパスには、精度とこだわりが感じられた。
「ブラジルで私が教わったことは、ゴールを決めなければ勝点3を得られないということです。そしてよく言われたのは『ボールを受けたときに、
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