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【有料記事/ルヴァンカップPOS第2戦第5報】迷いを払拭した山田将之、自信を携え完封に貢献(2017/07/27)

4月26日にヤマハスタジアムで開催されたルヴァンカップグループステージ第3節、vs.ジュビロ磐田。この試合にFC東京は小川航基にハットトリックを許し、3-1で敗れた。

内容もよくなかった。ボールの獲りどころがわからないかのようにチームはバラバラになり、左右に揺さぶられるままになった。そして前へと突っ走っていく攻撃陣を眼にしながら、山田将之や柳貴博はディフェンスラインを上げにくそうにプレーしていた。

なぜ上げきれなかったのか。
山田はあのときの苦悩を吐露した。
「自分主導でのプレーができていなかった。声によって行動し、誰かに動かされる恰好になっていた。そこでアクションがひとつ遅れてしまう。自分の自信のなさがプレーに影響しました」
あの磐田戦に比べれば、3-1-4-2を採用する現在の戦い方では自分の持ち味を出しやすくなったと山田は言う。
「もっともっと持ち味を出していいんだという自信を得てきょう(ルヴァンカッププレーオフステージ第2戦vs.サンフレッチェ広島)のようなパフォーマンスを発揮できた」

フォーメーション自体の特性とチームの決まりごとにより、迷いを払拭できたことが、みちがえるような改善の要因であるようだ。
「あの頃(vs.磐田戦)はチーム全体に迷いがあったと思います。どこがスイッチで、どこにボールが入ったらディフェンスがプレスをかけに行くのか、正直なところ、ぼくを含めて戦術を理解できていない部分があった。4バックと3バックで戦術は異なりますけれど、きょうは◯◯に入ったらプレスをかけるという約束事があったので、ぼくもはっきり割りきっていましたし、その迷いがあるかないかがvs.ジュビロ戦とちがうところだと思います。vs.ジュビロ戦があったおかげで(反省と改善があり)自信がついてきている。きょうはよかった。でも全然まだまだなので、がんばります」

前からプレスに行っているときは果敢にラインを上げ、相手に保たせているときはからだを張って後方を守った。
「うしろがしっかりブロックをつくり、

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