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【有料記事】J1第19節Preview<1>前線からの守備と攻撃~中島翔哉、橋本拳人(2017/07/29)

トレーニング中のFC東京。

FC東京はあす7月30日、ホーム味の素スタジアムでJ1第19節に臨み、アルビレックス新潟と対戦する。リーグ最下位の新潟は勝点を獲るべく守備を引き締めてくると予想され、26日のルヴァンカップで対戦したサンフレッチェ広島よりもゴールを奪いにくい相手になる。その堅守を、ボールを奪ってからの勢いと迫力で叩き割るように一気呵成にゴールを決められるかが焦点になりそうだ。

「ルヴァンカップで若い選手が活躍したことで、トップの選手たちの刺激になりましたか?」と訊ねると、篠田善之監督の答えは「あれだけ躍動感のあるプレーを若い選手ができた。リーグとルヴァンを分けているわけではないから(彼ら若い選手も)十分リーグに出るチャンスはあると思う」。vs.広島戦のメンバーを踏襲する可能性もあるが、これまでの実績からすれば、ルヴァンカップを休んでコンディションが整った太田宏介と吉本一謙が入ってくるはず。とはいえ、ルヴァンカップ後の小平ではすべてのセンターバックとウイングバック候補が参加して守備陣だけで3バックシステムのトレーニングを実施していただけに、蓋を開けてみるまではどうなるかわからない。

3-1-4-2で広島を撃破した試合では、昨年終盤に篠田善之監督が実践したタテに速く相手に圧力をかけていくやり方がかなり高い純度で表現されていた。言い換えれば、篠田監督がやりたいサッカーを具現化するのに、現状では3バックのほうが適しているということになる。
ただ、篠田監督は4-2-3-1と使い分けていくかもしれないと示唆している。囲み取材では、以下のように発言していた。
「アグレッシヴなサッカーは4-2-3-1でも3バックでもいちばんにやってほしい。相手によってとか、あるいは選手のコンディションも考えてとなると、両方できるかな、と。まだ何も出来上がっていないし、もちろん4-2-3-1も出来上がっていない。いろいろなことを詰めていかないといけないので、

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