【無料記事/J1第21節第1報】速報◆ヨシメーター178!前田遼一400試合出場!記録ずくめの記念碑的試合に得点王たちがゴールを決め、敵地NACK5で7試合ぶりに勝利!(2017/08/09)
◯前田遼一と大久保嘉人のゴールで7試合ぶりの白星!
8月9日、FC東京はアウエーNACK5スタジアム大宮でJ1第21節に臨み、16位の大宮アルディージャを相手に1点差(大宮1-2東京)で7試合ぶりの勝利を収めた。東京は中断期間空けのルヴァンカッププレーオフ・ステージ第2戦でサンフレッチェ広島を下したもののリーグ戦では前節まで6試合つづけて勝ち星がなかった。
東京は前半30分、右コーナーキックに相手ゴールキーパー加藤順大が触れず転がったボールを、この試合でJ1通算400試合出場となる前田遼一が軽く触って押し込み、J1通算153点めとなるゴールを決めて先制。後半25分、大宮に同点ゴールを許したものの、同32分には途中出場の大久保嘉人が今シーズンリーグ戦7ゴールめとなる決勝ゴールを決め、通算ゴール数をあらわすヨシメーターを178に伸ばして久々の白星を掴んだ。太田宏介も2ゴールに絡む活躍。役者が揃ってきた。
◯試合経過
19時03分にキックオフ。
大宮はマテウスを左、横谷繁を右の攻撃的なポジションに置き、中央に江坂任とマルセロ トスカーノを配する構成の前線で積極的にボールを支配、東京陣内に進入を試みる。
対する東京は今夏の加入後はじめて公式戦に出場するチャン ヒョンスが中央に入る3バックで自陣ゴール前を守ろうとする。
試合が動いたのは前半30分。それまで何度もコーナーキックのチャンスがあった東京は太田宏介が右コーナーキックを蹴るチャンスを迎える。このボールに関与しようと両チームの選手がゴール前で跳躍するが大宮ゴールキーパーの加藤順大を含めて誰もが触れず通過、大宮ディフェンダーの河本裕之の足に当たったところを前田遼一がちょこんと蹴り、転がすように流し入れて東京が0-1と先制した。東京はその後も攻勢。44分には橋本拳人が中央で豪快なミドルシュートを撃つチャンスもあったが追加点を奪えず、0-1で東京がリードを保ったままファーストハーフの45分間を終えた。
セカンドハーフに入ると試合は1点を追う大宮が攻撃を強める。序盤、マテウスの突破で左からチャンスをつくっていた大宮は、後半25分、右のエリアでフリーキックを獲得。このキックから直接ゴールを決めることはできなかったが、こぼれたボールをカウエが蹴ると、これが精度の高いミドルシュートとなり、大宮が同点に追いついた。
東京は後半28分、前田に替えて大久保嘉人を投入。課題である2点めを奪いこの試合の決勝ゴールにするべく、チームに攻めの姿勢を示した。
その大久保は29分、さっそく左からクロスを放ち中央のフィニッシャーに合わせようとするが、飛び込んできた橋本には合わなかった。
そして32分、太田からのマイナスのボールを中央で受けた大久保はコースをじっくりと見極め、落ち着いてゴール左隅にイン! 冷静な状況把握と高い技術による決勝点を得た東京は最終盤、インサイドハーフの米本拓司に替えて山田将之をディフェンスラインに入れ、チャン ヒョンスをアンカーに、髙萩洋次郎をインサイドハーフに配置するメンバーチェンジをおこなってこのリードを守り、7試合ぶりに勝点3を手にした。
課題の2点めをゲット、攻撃がここまで最小失点をつづけてきた守備と噛み合い、ようやく追撃態勢が整ってきた。
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◆書評
http://thurinus.exblog.jp/21938532/
「近未来の東京を舞台にしたサッカー小説・・・ですが、かなり意欲的なSF作品としても鑑賞に耐える作品です」
http://goo.gl/XlssTg
「クラブ経営から監督目線の戦術論、ピッチレベルで起こる試合の描写までフットボールの醍醐味を余すことなく盛り込んだ近未来フットボール・フィクション。サイドストーリとしての群青叶の恋の展開もお楽しみ」
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