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【有料記事】ルヴァンカップにかけるそれぞれの思い。梶山陽平、吉本一謙、柳貴博~梶山「あしたのためにJ3に出た」(2017/08/29)

昨年もJ3に出場したあとコンディションが上がり、トップチームのメンバーに入ってきたことがあった。4月3日の第3節vs.ブラウブリッツ秋田戦とつづくの第4節vs.カターレ富山戦に出場した梶山陽平は、24日と29日のJ1第8節と第9節に先発した。
そしてことし。8月26日のJ3第20節vs.Y.S.C.C.横浜戦に58分間出場、アンカーとしてプレーした姿が、昨年の彼と二重に映る。

そのことを伝えると梶山は次のように応えた。
「あしたのためにこのあいだのJ3に出たので。あしたいいパフォーマンスをして勝利に貢献できるのがいちばんいいですけど。チームが勝てるようにしっかりやっていきたいなと思います」
くだんのvs.Y.S.C.C.横浜戦は小川諒也と柳貴博をトップチームに持っていかれ、岡庭愁人が左の外側を務める布陣で0-3の完封負けを喫してしまったものの、“予行演習”としては機能したようだ。あす8月30日、等々力陸上競技場で開催されるルヴァンカップノックアウトステージ準々決勝第1戦vs.川崎フロンターレに出場するかどうかはわからないが、梶山はやる気をみなぎらせていた。

篠田善之監督は「パスの能力は(髙萩)洋次郎にひけをとらない」と梶山本来の技術と戦術眼を評価している。
もし梶山が出場するとすれば、前後左右のチームメイト、特に前に位置するインサイドハーフを操縦するべく声をかけることも必要になってくるだろう。
「(川崎が保持するボールは)なかなか獲れないと思う。そこで焦れずにしっかりブロックをつくり、でもチャンスのときはみんなで連動して(プレッシャーをかけに)行かないと意味がない。そのメリハリをしっかりつけて、ゲームの流れを見ながらできればいいと思いますけど」
チャンスで一気に奪おうという姿勢は昨日、橋本拳人や柳が発した言葉にもつながる。イメージを共有できれば勝てる可能性も見えてくる。
「フロンターレは連戦で疲れもある。しっかり走り勝てば相手を上回れると思う。そこを90分通して(貫き)、勝ちにつなげられるかな、と」

Vs.横浜F・マリノス戦で髙萩が前に出た後方を米本拓司が埋めたように、相互補完の約束事もできているようだ。
「真ん中にしっかり攻撃でも守備でもいることが大事。攻撃でも守備でもしっかり

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