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【有料記事/J3第23節第2報】プロとしての成長曲線に入ってきたキャプテン山田将之、進化の跡(2017/09/18)

キャプテンマークを巻いた山田将之。

オーバーエイジが4人枠を最大限に使って出場、U-17日本代表候補の平川怜と久保建英がプレーし、相手には元FC東京の阿部伸行もいる。話題満載だったJ3第23節vs.AC長野パルセイロ戦で、最後の最後で山田将之が注目を集めてしまった。

キャプテンマークを巻き、3バックの右に入り、センターの鈴木喜丈、左の岡崎慎と協力してよく守っていた山田が、もうすぐ試合も終わろうかという最終盤に、脚を傷めてゴール左の辺りで外に出た。当然、ベンチは慌ただしく動く。急遽、準備した長谷川光基が、後半45分にピッチサイドにやってきて出ようとしたとき、山田が自らピッチに戻り、長谷川はベンチ裏へと帰っていった。

長い時間不在となり、誰もが「もうハセコーが行くしかない」と感じたあとの出来事。あの決断にいたるまでを訊ねると、思わず山田から笑いが漏れてしまった。
「や、もともと痛いところがあって。打撲のような感じで一瞬、めちゃめちゃ痛くなった。時間が経てばその痛みはなくなるかと思ったんですけど、ドクターは『時間も時間だし、出なくてもいいんじゃない』という話だった。相手には背の高い選手がいてパワープレーをしてくる様子があり、やっぱりそこで自分の特長を出せると思ったので、押し切るじゃないですけど、やらせてもらいました」

責任感のあらわれだろうか?
「そうですね、ほんとうに多くのサポーターの方に声をかけてもらいましたし、最後に試合を締めるという意味でもやらないといけないと思いました。あそこで失点してしまったら、少なからずぼくの責任でもあると思うので、責任感という意味でもやりきれたことがよかったと思います」

敵軍の将、やはり元東京の浅野哲也に「痛い敗戦」と言わしめた貴重な1勝。長野はクロスを入れてきていたが、

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